[情報] 感動した番組
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先週、何気なくチャンネルを回したおり、えつ?っと、思わず乗り出してしまった番組。そこには、1985年、ショパン国際ピアノコンクールを史上最年少の19歳で優勝!ブーニン旋風を巻き起こし、輝かしい演奏活動を行なっていたにも関わらず、2013年から9年間、演奏活動から忽然と消えていたピアニスト、ブーニンの姿がありました。存じませんでしたが9年の沈黙の時を経て、今年6月、再び舞台に!その道のりのドキュメンタリー番組でした。重なる大怪我と病を ご夫婦で乗り越え公演の日を迎えるまでの尊い番組でした。奥様は、日本の方で、ご自身の仕事も大切にしながら ブーニンの一番の理解者として ブーニンの心の声に耳を傾け、再び聴衆の前で演奏されるよう共に歩まれてきました。
ブーニンといえば 昨年、ショパンコンクールで日本人として初の2位に選ばれた反田恭平さんも ブーニンの師事を受けたことがあり、コンクールでも、ブーニンがコンクールで あっと驚かせたショパンの猫のワルツを 選曲したと話されていました。
また、辻井伸行さんも 赤ちゃんの時、ブーニンの英雄ポロネーズが流れると 足をバタバタと動かしリズムをとりご機嫌がとても良くなったそうで 何度も何度もその曲をかけたとお母様が話されていました。同じ曲でも他の奏者の演奏には 反応がなかったそうです。
無くしたもの、足りないものを嘆くより どうしたら可能になるかという直向きな努力、納得いくまで練習・・・泣き言の多い最近の私には ガツンと響きました。