心に届く響き

飛行機の中から見た虹の架け橋と海・文字通りover the rainbow
ここ数日、先日の埋葬式のDVDを製作するマッスル君を手伝って BGM選曲、その方の在りし日の姿のスライドショー写真選びなど 古いアルバムをひっくり返したり、CDを色々聞いたりと時間がかかり ブログもちょっと遅れております。 ハワイまでこれなかったオハイオ州のご親戚の方達に様子を知らせたいと出席者の方たちの願いに答えて マッスル君が引き受けたしだいです。

BGMがはいると 画面が活き活きしてきます。 心に届く音のメッセージ。 画像の虹のように架け橋となれるますようにと願いを込めて 何枚ものCDを聴きました。 重すぎず暗すぎず格調高く・・・音楽と言うことについて 考えさせられたここ数日間でした。

31日に、人を育てるアートの力と題して ピアニスト、別府アルゲリッチ音楽祭総合プロデューサーでもあられる伊藤京子さんの講演とピアノ演奏がありました。 楽屋にて、お手伝いをさせていただける機会に恵まれ 伊藤さんの芸術に対する熱い真摯な想い、そして役割など 強い信念を持って一貫して実行されている姿に感動しました。

新ホールの建設という時期に タイムリーなフォーラムであったと思います。 ピアノ演奏は ソフトな音色もダイナミックな音色も素晴らしく、リハーサルで「ピアノが だんだん起きてきた」と言われる辺り 私はそのピアノの持つ徳を見出して 作曲者のメッセージを解し ピアニストの方の素晴らしい心 そして高い技術 全てが融合して音色となって 聴き手の心に響くのだと想った次第です。

その昔、親しかった友が48歳の若さで旅立ちましたが 抗がん剤治療の苦しい時期にテープに音楽を吹き込んで送りました。 クラッシック音楽に詳しい息子も選曲して彼女のためにテープを作ってくれました。 彼女はその時、音楽がこんなに心に響き、癒され勇気を与えられるものとは・・・と、喜んでくれたことを思い出します。お気に入りは「白百合の花」と言う歌とモーツアルトでした。

伊藤さんの言葉、自分で楽しむ世界から一歩進めて それが少し人のため、後世のためになるように、 名前を残すのではなく、何をしたかが大事! 終わりは ショパン革命をパワフルに演奏してくださいましたが 小田原市へのエール、変革は強い意志、勇気がいりますよと言うメッセージのように思えました。