*時巡りて紡がれるご縁*
*可愛いお着物アメリカに渡ります*
5月のある日、従妹のS子さんから 画像入りの ご丁寧なお手紙をいただきました。もう使わないのでリサイクルでもと思ったけれど ふとアメリカにいる私の孫Aちゃんの事を思い出して 使っていただけるものがあれば・・・と 尋ねていただきました。2~3才のとき 二人のお嬢さん達が おひな様やお正月に召された 可愛いい華やかな幼児のお着物数点と そのほか画像で全て写せなかったのですが 着るのに必要なものが揃っています。これらは全て 母の妹のN子おばさんが お孫さん達の為にご用意なさったそうです。
N子おばさんは 折々の行事を大切にされていました。私の結婚が決まったときも 「お祝いの買い物に行きましょう」と、誘っていただき待ち合わせをしましたが その時も お祝いだからと きちんとお着物を召されていました。
アメリカでは 私も在住時 小学校やコミュニティセンター、フェスティバルなどをまわって 日本文化紹介のボランティアをしていました。その中に 着物についてのプレゼンテーションや 着て写真を写すなど 大変人気がありました。ただ、幼児の着物はほとんどなく 浴衣や甚兵衛が主でした。
Aちゃんが 楽しませて頂いた後 そういう機会に使っていただいたら お役に立てて何よりです。母と血のつながりのあるAちゃんに使って頂けたら 母も喜ぶと思いますと 本当に優しいS子さんです。
送っていただいたお着物をみて 華麗でしばしみとれました。それに、クリーニングにだして 畳紙まで新しくしていただいたお心遣いに 大変恐縮しています。S子さん有難うございます。
S子さんの細やかなお心遣いを通して N子おばさんの優しさや折り目の正しさ、お気遣いと共に笑顔を思い出しています。心がじ〜んとなりました。
娘も大変感激することと思います。