追記していきますが とりあえずは お知らせです。 8月23日までラオスの手仕事、うつわ菜の花で展示されています。 作家の谷さんも会期中、いらしてるそうです。 初日、陶芸家の黒田泰三さんもいらしてのお話。 谷さんのラオスの人達との出会い、その土地で種をまき、綿を採り、糸を紡ぎ、染色し、織るという独特の風合いを持った生命力溢れる布のお話。
弥生時代に迷い込んだような錯覚に陥る地と称されていますが 人間が人間として生活して行くための当然の知恵、力強さに感動し、その地に住み着いて10年だそうです。 その伝統の手仕事に類稀なる力強さを感じ 中国からの近代化の波がこの伝統を絶やしてしまわないようにと全力で住民の方たちにぶつかっておられます。
決して人道主義的な気持ちではなく、この布、この土地が好きだから・・・と非常に謙虚です。でも、人道主義とか、この国を救いたいとかを表向きに出さずとも、その土地の人の気持ちを理解しようとし、その土地に経済効果がもたらされ、そしてその製品を私達が享受させていただける喜びがあるなら 自ずと結果はついてくるのではないかと お話を伺っていて思いました。
経済効果がもたらされば ひいてはその土地の人達も 手間暇のかからない機械化文明に移行して行くのではないかという矛盾を感じられる事もあるそうです。中国からひたひたと押し寄せる近代化の波の中で それでも保存してゆける最善の方法を考え、実行に移されているそうです。爽やかなお話し振りの中にまっすぐな信念がみえました。
布つくりから全て手作り、この細かい手仕事ながら躍動感あるステッチ
葛のつるで編んだもの、一つ編むごとに結び目があり、ほつけません(ほつれません)ご指摘ありがとう!