[情報] 素敵な番組
毎回観てはいないのですが 土曜日夜Eテレの「スイッチインタビュー」好きです。
異なる分野で活躍される2人の達人、互いにインタビューを それぞれの場にスイッチして行う素敵な番組。
異なる分野であっても 共通項があり、情熱を持って 仕事に従事するプロフェッショナルな人の対談は 前向きで希望がいっぱい。
感動番組、この時は ピアニストの舘野泉さんと 分子生物学、生命誌研究の第一人者、中村桂子さんでした。お二人とも83才・・・ご活躍中です!
館野泉さんは 2002年に脳溢血で右手の自由が利かなくなられましたが 左手のピアニストとして復帰され演奏活動、そして同じ境遇の方のため、作曲家に左手の演奏曲を依頼されたりと、ご活躍中です。
病気になられる前から 館野氏のシベリウス演奏に深い感銘を受け コンサートにも行きましたし、CDも持っています。
フィンランドの幻想的な音の調べ、凜とした空気感などに 心が静まるのを感じた若い頃でした。また取り出して 同じ曲を聴いてみると 違った感情を抱くかもしれません。
音楽は 楽譜を演奏してこそ 息吹を与えられ 生きてくる。本当にそうだと思います。
生命の進化の歴史を 紐解くことで 人間のあり方を見つめてゆく・・・38億年の生命の歴史。同じ物、すなわちクローンでなく 多様性のシステムが 継続するために必要と 変容しつつも受け継がれてきた生命体。全ての生物は 38億年かかって様々な生物になったそうで 細胞、DNAは祖先が一つ!みな、仲間なんですね。
中村桂子さんが館長をされているJT生命誌研館は 大阪の高槻市にあり、科学のコンサートホールとして 一般公開されているそうです。38億年のたどってきた生命誌絵巻、機会を作って行ってみたいですね。
対談の中で出てきた宮沢賢治の作品、セロ弾きのゴーシュについての はっとするような視点に もう一度読んでみたいな〜と 思わず本棚を探してみました。熱しやすく冷めやすい私!