「お読みになりたい方は どうぞ」と、ご親切なお申し出に お借りした本。
タイトルからして 女性賛美の内容かと思ったのですが 内容は途轍もなくスケールの大きな宇宙の成り立ちや 人としての生き方のお話し。
物理学的解説のなかに 宙の星のように煌めく珠玉の文学、音楽、美学との関連。
先生の疎開先で感動された「水面に金色の光で 月の道をしつらえ アーチ型の海岸線に打ち寄せる波頭のきらめきは 巨大な竪琴に張られた弦さながら 美しい波の音を奏でていました」この美しいセンテンスから 月の神秘、月と地球そして私達の生活との深い関わりに お話しは進みます。
物理、科学的な解説部分は 私には難解で それこそマーカーペンをもって 何回も読まないとわからないのです。でも、パンドラの箱を開けてしまったかのように興味がふつふつと湧いてきて 新たに易しく書かれている本を 先日のオーダーに加えてクリック。(笑)
この年齢まで 日本も含めて5ヶ国で生活している私、かなり昔ですが ある国では お月様の裏側を愛でているのかと思っていたほどです。
そんな私ですから この本との出会いは 新鮮な感動です。あれ?どうして?そうだったのか〜と わかったつもりで読み進んでも しばらくすると また、でも・・・っと、なってしまいます。今、読んでいるThe Answersは 理解という点ではとてもわかりやすく書かれています。
難しいと思いつつも 最小限のエネルギー、対極にある物のバランスによって 何事もうまく機能していること、コミュにーションが不可欠、音楽や金子みすゞさんの詩などについて述べられている部分は スムーズにページをくれました。
お月様の解説を読んで ピアノ曲月の光を弾いていて 自分の解釈が変わったように思います。だからと言って 音色に表現出来ないのが 悲しいところなのですが 色々な想いで表現出来る引き出しが一つ増えたかな?素晴らしい本をご紹介戴き有難うございました。
このところ連日、アマゾンから本が届くので マッスル君、そろそろキンドルにしたら・・・と、サイトを調べてくれました。どうしようかな〜?電子ブックでは買えない本もあるしね。iPadのライブラリーも余り活用していなし・・・