日本の文化紹介

日本文化の紹介は その道に長けた多くの市民ボランティアの方々の協力無くしては出来ません。華道、茶道、書道、着付け、手作り甲冑、折り紙、日本の遊びなど 小グループに分かれて 日本の生徒さんも加わっての文化交流。肌で感ずる伝統文化そして市民の方々、交換留学生の人々との交流、この数時間の体験は貴重です。

ホールに集まって説明を受け、各班に分かれます。このあと、空手のデモンストレーションがあり,皆、引きつけられたように見入っていました。私にとっても、はじめてみる極真流空手でした。説明を英語でして下さったので良かったです。
甲冑は趣味の域を超えた目を見張るできばえ。一つを完成させるのに半年はかかるとか・・・色々研究され,材料も段ボールや身近なものを活用したり,思いもかけない活用法を思いつかれたりとお話を聞いていて驚くことばかり。

アメリカのポートランドで甲冑をつけて7キロのマーチをされた体験もお持ちです。大切な甲冑を着せてもらって、皆、興奮気味。

正座には慣れていないでしょうに、きちんと座って神妙に。中にはちょっと座るのがきつい人も・・・日本人の私達でさえも厳しいですよね。でも、皆、好奇心いっぱい。
浴衣姿もなかなかです。なんと上手に着こなして大和撫子もびっくり!歩く姿もどこで研究したのか浴衣姿にあわせて。


書道もまるで 経験があるかのようにすんなりと受け入れて 先生にアドバイスをいただくと上達の早いこと。

各自、お手本の中から書きたい文字を選んで 少し練習した後、団扇にしたてて,皆、自分特性の団扇作成。

大きな夢が実ると良いですね!

生け花は先生がお手本を前に 概念を説明されます。そしてわかりやすいように長さ、向きなどアドバイス。先ずは自分で試してみて そしてちょっと手直しをされると ぐんと引き立った生け花。その後お花はホームステイ先のお母さんにプレゼントとしてお持ち帰り。
日本の遊び、けん玉、こま、たけとんぼ、百人一首紙風船、おてだまなど。ちょっとコツを覚えるとけん玉も上達が早い。子供の頃、遊びは得意だったマッスル、けん玉も上手で,じいさん、オーストラリアの生徒さん達と結構楽しんでいました。
折り紙は一枚の紙でこれほど複雑なものが折れる?っとびっくりするような展示作品がありました。もう少し易しい作品を教えてもらいながらおるのですが真剣なまなざし。普通,机上でおるものと思っていましたが 空中で折る感覚を身につけると 目を閉じていても折れるそうです。

それに、空中で折ると指先の感覚が鋭敏になり 脳卒中などの発症率がぐっと少ないそうです。

甲冑を着けると,侍気分。それぞれの生徒さん達が 目を輝かせて充実満載のプログラムを楽しんでいました。

日本の伝統文化には 道と言う文字がつきますが その技のみならず精神性も重んじた深い意味合いがあります。なかなかそこまで深くは難しいのですが 何かを感じ取っていただけたと思います。小田原に、こんなに色々な技能を持った人々が沢山いらっしゃることに 毎回感激します。

この後、OBの皆さん達主催の縁日を 日豪両学生の皆さん楽しまれました。