偶然の出会い

No Knead Bread
民主党が政権を担うことになり 連日、党首会談や今後の見通しなどのテレビ報道が行われている。 過日、NY Timesに、鳩山氏の論文をとりあげ 対米政策について非難している記事が掲載されたそうだ。 自民党細田幹事長が 論文内容について 痛烈なコメント。

どんな論文内容だったのだろう?読んでみたいと、マッスルと私。 そこでNY Times 検索中に ちらりと見つけた上記のタイトル。 瞬時に外交問題より食い気(失礼!)の方に走ってしまい、クリック!クリック! わぁ〜沢山の情報だぁ〜い!(論文ではなく 捏ねないパンについて・・・)すんません!結局、論文は読まずですが オバマ大統領との電話対談、今後の話し合いで 対米関係を保ちつつ アジアの国々との協力を強化してゆくことになるのでしょうか。
捏ねないパン! 幼児でも簡単に焼けるパン!のキャッチフレーズ。 準備は10分、後は時間の経過が助けてくれるとあります。最初は、ホットケーキまがいのパンかと思いきや、画像を見ると「嘘でしょぉ〜!ありえな〜い!」

私は近頃 天然酵母パンを教わっています。 ちょっと化学者気取りで温度計などでチェックしたり 捏ね時間も正確に、そしてその日の温度もちょっと考慮に入れているんです。 

それなのに、お粉、イースト、塩、ぬるま湯を入れて グルグルッとかき混ぜて12時間(レシピによっては16時間ともあります)ほおっておくだけの発酵で良いって 絶対変だよ。 でも、作ってみたんです。それが 本日の画像です。

う〜ん。これは 焼く時のダッチオーブンが鍵ですね。 加齢と共に 重くて嫌だなと思っていたル・クルーゼのお鍋が登場です。 焼く前にお鍋を先に30分空焼し、そこに種を入れてふたをして焼くのです。 

そう言えば、Ciaco先生が もう少しこんがり焼きたかったら ボールをかぶせるといいですよと 言われた事がありました。 その時の私の反応、えっ? かぶせたら 逆に焼き色がつかないのでは・・・? でも、ボールが熱せられ 叉内部の熱でスチームも出るのでパリっとなるらしいです。 このル・クルーゼのお鍋使用では、30分経過後、ふたを取ってあと15分焼くのです。

捏ねないパンは かなり時間等、いい加減です。 肝心のお味は? この簡単さ、手軽さからすると 皮はパリパリ、中はもっちりしていて上出来だと思います。 色々なバリエーションもあるようですし これから涼しくなると オーブンを使うのも苦にならないでしょうから 手軽に家庭でパンをという方には おすすめです。 これは極度にイーストの使用量が少ないので、その分時間をかけて発酵させているのでしょう。 いかにも合理的なアメリカ流ベーキング法だと思いました。

しかしながら、何と言っても 愛情かけて素材を吟味して 用途に合った配合、捏ね方、焼き方の パンつくりには 当然のこと、叶いませんね。天然酵母のおいしさは別格です。でも、 このベーキング法の簡単さとお味は 捨てがたいものがあります。 興味のおありの方は サイト及びユーチューブを ご参考ください。
http://www.youtube.com/watch?v=13Ah9ES2yTU&feature=fvw
http://steamykitchen.com/168-no-knead-bread-revisited.html