食糧自給続き

この地方で取れるゴールデンの木
私たちの将来にとって一番大切なことは安心して食料を確保することでしょう。  そのためには食料自給率を高めなければ安心できません。  食糧自給率を高めることを政府も野党も真剣に考えてこなかったつけが回ってきているのではないでしょうか?


日本は世界的にG8と呼ばれる先進経済発展大国の一員ですが、その中にあって食料自給率が一番低い国です。  低いと言われるイタリアでさえ50%以上あるようです。  今、十分だとされている国々でも 地球温暖化や水不足で 食糧生産が厳しくなる事も予想されています。


かつて、息子はニューヨーク州の田舎町にある大学に通っていました。その町では週末になると近くの農家や園芸家や工芸家がそれぞれの生産物を持ち寄って販売するマーケットがあります。 大変な賑わいであったことを思い出しました。  洋の東西を問わず、人々は自分たちが住む場所の近くで作られた物に愛着を感じるのだと思います。


日本の田舎は、小田原もその一員でしょうが、素晴らしい自然に恵まれています。  工夫次第で自給率を向上する術があるのではないでしょうか?


それぞれの地域産物を自給できる社会こそ、ゆとりのある豊かな社会のような気がします。  農家が協力して市場を運営してゆく新しい形の村おこしが始まった予感がします。


おりしも、小田原市では5月18日に市長選挙があります。  3人の立候補者は「おだわら活性化」とか「地場産力」とか「農業漁業中心で地域開発」といったスローガンを掲げて戦っています。  食糧自給率向上が真に意図され、更に小田原特産物が他地域にも広がり、経済の活性化につながることを期待したいです。