観光フォーラム2

遅ればせながら 2月初めに参加したシンポジューム。夕方遅くまでありましたが 市民会館小ホールは ほぼ満席。これからの次代を担う若い人達の参加が もっと多ければ良かったのにと 残念ではありました。

地域活性化コンサルタント西川りゅうじん氏、NHKドラマ「坂の上の雲」担当プロデューサー藤澤浩一氏、一夜城Yoroizuka Farm 鎧塚俊彦氏3方が 小田原ゆかりの歴史上の重鎮、歴史、地場産物を生かした食など、小田原の魅力をどのように観光につなげていくかについて 意見が交わされました。

小田原は、どの時代に於いても重要な歴史的背景があるにもかかわらず 余り知られていません。外から来られた人達には 何となくハングリー精神が欠けているように見える小田原人気質。

パテシエとして有名な鎧塚氏、一夜城Yoroizuka Farmをつくるにあたり 小田原市の対応が非常に早く 積極的であったと語られていました。先日、鎧塚ファームに行ってみましたが 交通の便の悪さにもかかわらず 大変賑わっていました。レストランは、未だ予約がとりにくい状況です。

鎧塚氏の話は 野菜や果物を作ることからはじめてみて それぞれの特質にあった使い方ができると、話されていましたが 真剣さが伝わってくる情熱に感動しました。非常にポジティブ。先ずスタートさせてみましたとのこと。有名パテシエということで ちょっと違ったイメージを持っていましたが 小田原の観光大使として素晴らしい方だと思います。

マッスル君も 在職中、必ず現場を大切にし、自分でも その一員となって共に働く時間を設けていました。その体験があって 初めて机上の分析や決断が生きてくると、よく話していたものです。

ゆっくりながら むっくりと起き上がりつつある小田原でしょうか?

参加者の中には 遠方からのかたも沢山いらして 「西海子」なんて読むんですか?と、聞かれました。これは 「さいかち」と読みます。これは当て字ですが さいかちの木(上画像が)があった通りのなです。

幹や大枝に小枝が退化変形した鋭い棘(とげ)がある木です。棘は一般に、草食動物から身を守るためといわれていますが 侵入者を防ぐためにこの棘のある木を植えたと言う説もあります。
イカチの莢にはサポニンを含むため、水に浸してもむと石鹸のような作用をなし、洗濯に使われていたそうです。