薔薇にまつわるお話

何だか元気のなかった切花にしたピンクの薔薇。  茎を焼くと良いと園芸書にかいてあった。  ぱちぱちっと茎の焼ける音とともに ふわぁ〜っと薔薇の香が漂い 「元気ですよぉ〜」と、あたかも言いたげな様子。  元気になった薔薇の画像です。


薔薇の花は 海の泡から生まれた美の女神、アフロディーテ(ヴィーナス)の誕生を祝して、神々が創造した最も美しい花と、ギリシャ神話にはあります。  


女神が成長して恋に落ち、その恋人が猪と格闘し倒れたとき アフロディーテは 白い薔薇といばらの道を 我を忘れて夢中でかけつけました。  間に合わなかったのですが いばらで傷ついた女神の足から流れた血が 白い薔薇を赤く染めあげ 赤い薔薇となったと言うお話もあります。


又、息子のエロス(キューピッド)が 薔薇の香に誘われて その花に口づけをしようとしたとき 中にいた蜂に刺されてしまい 怒ったアフロディーテが 蜂から針を抜いて薔薇につけたとされるのが 薔薇にとげがある所以だとも・・・


その他、クレオパトラシーザーやアントニオなどを 薔薇の花の官能的な香で攻略したお話も有名ですね。  


日本語名のばらは いばらから省略されたと言う事ですが 英語名Roseは キリスト教と深い関係があり 十字架にかけられたキリストの血の跡に咲いた花であり お祈りの時に使うロザリオは ラテン語rosarium(薔薇の園)と言う意味だそうです。


そんな事を考えながら この花を見ていると そこに飾っているだけで 多くを語る存在のような気がして 花一輪の豊かさが与えてくれる穏やかな師走の午後でした。