[本] 感慨深く一気に読了

友人が送ってくださった2冊の本から、「青嵐の庭にすわる」、この本に関して何の予備知識もなく読み始め、感慨深く一気に読了。樹木希林さんの最期の映画となった日日是好日の著者でもあります。

素敵なタイトルのこの本は、この作品の映画化にあたり クランクアアップまでの希林さんたちとの日々の記録を記した尊い人生読本です。

日日是好日は 映画館であとテレビでと、2度鑑賞していますのでその場その場のシーンの舞台裏、その場面が浮かんでくるようでした。さらっと見えている情景も こんなにご苦労があるんだ・・・!

含蓄のある言葉、当たり前の生活の中から その時その時を 楽しみ大切にしていれば 見えないものも見えてくる

樹木希林さんの決意、生き抜かれた人生、それでいて温かさ、何だか泣けてきます。珠宝の言葉があちこち・・・それは、本当に身近にありながら 私達が見過ごし気づかないもの。本に付箋があちこち・・・!

万引き家族の希林さんを見た後の 全く違う役柄の茶道の先生、その一瞬に没頭される集中力と研鑽、今を生きるですね。

著者の文体や言葉の素晴らしさ、テンポ感、茶道を通して培われた感性、他の本も読んでみたくなりました。 素敵な本、有難う!