[台湾] 基隆
早朝、台湾、港湾都市基隆に到着。時差のため、時計を1時間戻しての5時起き。私達は 国立故宮博物館、龍山寺、中正記念堂の見学コースを選択。曇り空なれど ぱらっときた雨もあまり気にならず。台北までバスで30分くらい。古い建造物が歴史を物語っています。
画像の整理がまだできていませんが 故宮博物館は ルーブル、メトロポリタンミュージアム、エルミタージュと並んで4大博物館とされていて世界一の中国美術工芸コレクションとしても有名です。ここは、機械を作って、ゆっくり時間をかけて 是非来なければと思った圧巻のコレクションです。画像は、昭和天皇のご母堂様に贈られたという 白檀と翡翠の屏風。精巧な彫り物、図柄にも意味が込められているそうです。昭和天皇の このような素晴らしい作品は より多くの方々に鑑賞をしていただきたいとの願いで この博物館にて展示されることになったとのこと。おかげさまで私たちも鑑賞させていただけとても光栄に思います。
あの有名な翠玉白菜、肉片石(三枚肉の煮物にそっくりの)は 他の展示場に貸し出されていて 残念ながら見ることはできませんでした。親子三代にわたって作り上げたという象牙の彫り物、吉兆を意図した様々な陶器など どの細工も筆舌しがたい技です。
台北最古の寺院、龍山寺に来て 驚いたのは 人々がそれぞれのお供物を持参しお参りされていたこと。食べ物は お参り後、持ち帰るそうですが お花はそのままに。たくさんの人々が果物、お菓子などお供えされていました。中でも 食用油一箱のお供えはびっくり。油が切れるとエネルギーが途切れるのでとの説明がありましたが・・・御本尊は観音菩薩だそうですが 学問の神様、健康の神様、など多くの願いを叶えてくださる神様がそれぞれおられて お願いしたいお願いしたい神様にお供えをされているようでした。
もう一つびっくりしたことは、たくさんの方々が 経典を持参でお経を唱えられていました。まるで読書をしているかのようなのですが 全て経典でした。
こちらは中正紀念堂、中生というのは 蒋介石のご本名で 蒋介石の顕彰施設。とても立派な建物で 90段ほどの階段を登りますと 蒋介石の巨大な銅像があります。そこには直立不動、微動だにしない儀仗隊が2名、両サイドにおられます。銅像の大きさからすると 遠目には とても小さく見えます。この儀仗隊交代儀式は 1時間ごとに行われるそうで 私たちも10分間の キビキビとしつつ優美な儀式を見学しました。この中正紀念堂見学後の集合場所で 1名がどこにおられるのかわからなく 皆で心配しました。互いにまだよく存じ上げないし、お一人で参加されている方のようでしたが 確認のしようもなく その方も 心細い思いをされているだろうと・・・添乗員さんたちも 走り回っておられましたが 同じアジアの国、探しにくいですよね。それに 大勢の観光客で混雑していましたし・・・
次の予定もあるので 添乗員さんお一人が残られ、バスは出発。その後「会えました」との連絡が入り 皆で大拍手。船の出発時刻もありますし、その方も気が気ではなかったろうに・・・と 皆、案じていました。添乗員さんも見つかったときは 涙涙だったそうです。お気持ちわかりますよね。本当に良かった!