江之浦測候所

小田原財団、江之浦測候所と言う名からは 想像もつかないようなランドスケープが 海を見下ろす景観の美しい地に 広がる。ギャラリー、野外劇場、茶室、庭園など 天空との関わりを肌で感じ 解き放たれた気持ちになれる空間!

杉本氏が 幼き日に想いを馳せた自分を取り戻せるこの場所に 長い歳月をかけ構想、一つ一つが吟味され、日本のみならず海外からも テーマに沿って選び抜かれた資材に 魂が込められています。

この明月門は 元は、鎌倉にある建長寺派明月院の正門として 室町時代に建てられたもの。時代とともに移築、再建などの変遷を経て 近年では 根津美術館の正門として使われていたが 美術館建て替えに際し、財団に寄贈され 解体修理され正門として再建されたそうです。
先端が 海に突出したように見えるギャラリー。夏至の日には 昇る太陽の光がこの空間を駆け抜けるそうです。ギャラリーには 世界の海の写真が・・・芸術に造詣の深い友人達!その写真に反映する外の景色が 光線の変化で 移ろいゆく妙味を語り合って 見学することの楽しさが倍増!
光学ガラス舞台とローマ円形劇場写し観客席、こちらは冬至の軸線を意識して作られた舞台。懸造り(かけつくり)は 京都清水寺でよく知られている。客席からは この舞台が水面に浮いているように見えます。

このほか茶室についても 記しておきたいのですが 又の機会にします。

まだまだ書き尽くせないのですが タイトルをクリックしていただくと 沢山の画像や説明があります。この日はお天気にも恵まれ、心地よい秋風のなか 竹林を歩き、海を眺め それぞれのメンバーが 又来たいわ〜と 満ち足りた気持ちでした。かなり歩いたのですが 良い空気と 諸処見学して立ち止まっているので 疲れは無かった気がします。

小田原駅地下街で 簡単におそばの昼食。そして東京へ移動。いつもドライバーを引き受けてくださるN子さんの運転は快適!