Plantation

ホテルの部屋数は少ないのですが 部屋は広々としていて 家具も落ち着きがあり快適。ゆったりとしたバスルームも嬉しいですね。サービスも素晴らしいのですが 難は 駐車料金が1日30ドルにはびっくりの高さ。朝食を済ませてから次の目的地に向かう途中 車で20分ほどのBoone Hall Plantationに行きました。
この地域は島がいくつかあり、大型客船なども入港するので 橋の高さもそれに見合ったものになっていて 3キロほどのこの橋、坂をのぼりつめるように車を走らせると 天に向かって走っていくようで 先が見えず ちょっと飛び込んでしまうのではないかと思えるほど。



Boone Hall Plantationのゲートをくぐると別世界。樹齢260年ほどの樫の木のアーチが続きます。垂れ下がるモヤモヤとしたものは 苔の一種でSpanish mossと呼ばれています。どこか幻想的な雰囲気を醸し出しています。

その木々の向こうに見える 煉瓦造りの建物はアフリカから連れて来られた労働者達の宿泊所だったようです。今は、一つ一つテーマを決めた展示室、奴隷解放運動の歴史などの展示がされています。

当時、綿花、木の実(ピーカンナッツ)などの栽培が盛んで どこか風と共に去りぬのストーリーを連想させる光景です。



アフリカから渡って来た当時の様子や 言語の問題など またどのようにコミュニティが作られていったとかなど 代々伝えられてきたのでしょう。そんな様子を 素晴らしい声量での歌を交え、語ってくれるイベントはいつも大人気のようです。苦しさや辛さを語るというよりか どのようにして助け合ったかなどポジティブでした。

このプランテーションは 大切な人類の歴史でもあります。当時の様子を保存し 映画の撮影などにもよく使われるようですし、農作物を栽培して今も活用されているそうです。