[クルーズ] コスタリカ

入港すると民族衣装をつけた方々のお出迎え
太平洋とカリブ海、北、南米大陸の間という恵まれたロケーションにあるコスタリカ、中米のスイスとも言われているようです。国立公園が領土の25%、多種多様な鳥類の生息地でもあります。

コスタリカスペイン語で 豊かな海岸という意味だそうです。入港したのはプンタレナスという港湾都市。主な収入源は 液体の金と言われたコーヒー、そして自然を活用したエコツーリズム

メイン産業であるコーヒー農園、見学して来ました。

港からバスで3時間ほど、1400メートルの高地、コーヒー栽培に適した気候だそうです。蒸し暑いコスタリカでしたが 心地よい涼風が感じられました。
ここでは11月から5月まで 手摘みでコーヒーの実を行うそうですが ほとんどはニカラグアからの労働者だそうです。

バスケット一杯で約13キログラム、男女差はなく 赤い良質の実のみが引き取られるようです。このバスケット一杯積んで2ドル・・・・!たくさん採種する人は10~15杯、1日20ドルから30ドルの収入になると言われていますが 20ドルに満たない人も・・・大変な作業ですね。

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豆の選定、皮むき、洗浄など、かなり古いシステムがまだ使われているようで びっくりしました。最上級の豆は機械ではなく 天日乾燥だそうです。焙煎前のコーヒーは砂のような色をしていました。試飲もさせていただきました。クセのない美味しさに惹かれて 購入して来ました。
ランチを食べたところ

この日は、首都、サンホセストライキがあり 観光コースが順序変更になり、午後からサンホセにある パリのオペラ座にも匹敵すると言われる 国立劇場見学して来ました。その前のランチも 予定変更のため 慌ただしく済ませ メニューはサラダ、ブラックビーンズとライス、魚のフライでした。もちろんコーヒーもありました。

こちらの国立劇場は 豪華絢爛なもので 街の様子からそれほど豊かさを感じられない住宅地、中南米の治安状態から考えられる セキュリティのための鉄条網がはりめぐされ 窓という窓は鉄格子、ちょっとびっくりしました。この劇場の贅を尽くした装飾など 市民がコーヒー税を提案し、その収益が建設費に貢献したそうです。

大理石、イタリアの画家にコスタリカの名産を用いた絵画を依頼したり、今はカーペットで保護されていますが 寄木の床、細かな細工の飾り彫、照明器具など見ていると、どのようなプログラムが催されているのだろうと興味が湧きます。

コスタリカは、パナマ運河を使用しなくても 細長い国土を横断すれば 二つの海に出られる恵まれた立地は 輸送にも便利ですね。

そして特筆すべきは この国は非武装中立で 軍事費用は 教育に補填され 人材育成に力を入れているそうです。非武装中立国を実践した当時の大統領は ノーベル賞を受賞しているそうです。

将来、この教育に力を入れている政策が 功を奏してくるだろうとガイドさんのお話でした。

先ほど記述したストライキのおかげで 渋滞に巻き込まれ 船出航時間までに戻れず かなりのスピード運転にちょっとヒヤヒヤ。 ツアーで遅れる場合は 船は待つのは当然ということでしたが 出航は1時間半ほど遅れました。

まだインフラが整わず 道路状態はガタガタ、いろいろな国で スピードとガタガタ運転に ひやっとしますが 良い1日旅行でした。