[クルーズ] コスタリカ
コスタリカはスペイン語で 豊かな海岸という意味だそうです。入港したのはプンタレナスという港湾都市。主な収入源は 液体の金と言われたコーヒー、そして自然を活用したエコツーリズム。
メイン産業であるコーヒー農園、見学して来ました。
港からバスで3時間ほど、1400メートルの高地、コーヒー栽培に適した気候だそうです。蒸し暑いコスタリカでしたが 心地よい涼風が感じられました。ここでは11月から5月まで 手摘みでコーヒーの実を行うそうですが ほとんどはニカラグアからの労働者だそうです。バスケット一杯で約13キログラム、男女差はなく 赤い良質の実のみが引き取られるようです。このバスケット一杯積んで2ドル・・・・!たくさん採種する人は10~15杯、1日20ドルから30ドルの収入になると言われていますが 20ドルに満たない人も・・・大変な作業ですね。
この日は、首都、サンホセでストライキがあり 観光コースが順序変更になり、午後からサンホセにある パリのオペラ座にも匹敵すると言われる 国立劇場見学して来ました。その前のランチも 予定変更のため 慌ただしく済ませ メニューはサラダ、ブラックビーンズとライス、魚のフライでした。もちろんコーヒーもありました。
こちらの国立劇場は 豪華絢爛なもので 街の様子からそれほど豊かさを感じられない住宅地、中南米の治安状態から考えられる セキュリティのための鉄条網がはりめぐされ 窓という窓は鉄格子、ちょっとびっくりしました。この劇場の贅を尽くした装飾など 市民がコーヒー税を提案し、その収益が建設費に貢献したそうです。
大理石、イタリアの画家にコスタリカの名産を用いた絵画を依頼したり、今はカーペットで保護されていますが 寄木の床、細かな細工の飾り彫、照明器具など見ていると、どのようなプログラムが催されているのだろうと興味が湧きます。コスタリカは、パナマ運河を使用しなくても 細長い国土を横断すれば 二つの海に出られる恵まれた立地は 輸送にも便利ですね。
そして特筆すべきは この国は非武装中立国で 軍事費用は 教育に補填され 人材育成に力を入れているそうです。非武装中立国を実践した当時の大統領は ノーベル賞を受賞しているそうです。
将来、この教育に力を入れている政策が 功を奏してくるだろうとガイドさんのお話でした。
先ほど記述したストライキのおかげで 渋滞に巻き込まれ 船出航時間までに戻れず かなりのスピード運転にちょっとヒヤヒヤ。 ツアーで遅れる場合は 船は待つのは当然ということでしたが 出航は1時間半ほど遅れました。
まだインフラが整わず 道路状態はガタガタ、いろいろな国で スピードとガタガタ運転に ひやっとしますが 良い1日旅行でした。