岡田美術館

箱根の新しい美術館



M夫妻をお見送りして数日後、友人達から 岡田美術館へのお誘いを受けました。何時間も費やしたくなる展示品の数々、ゆったりとした空間で 3人3様の鑑賞。

広大な敷地、館内も5階建ての巨大な美術館。展示品も多いばかりでなく どれもしっかりと鑑賞したい秀逸な作品ばかり。 館内は照明を落としてあり 幾分足下が暗い。それだけに 空間を大切にした場での展示品が 活き活きと語りかけてくれるようである。

喜多川歌麿の最晩年の肉筆画、雪月花の3部作の一つ 「深川の雪」が 近年、再発見され 展示されているが 200年以上の時を経ているにもかかわらず 艶やかである。タブレットで 解説を参照することも出来るので 当時の状況がよく把握できる。他2点は アメリカの美術館にあるそうだ。3部そろって 鑑賞したいと願うのは 万人の望むところ。

陶磁器、工芸品、絵画 彫刻など古代からの幅広いコレクション。今回は、時間も余りなく 庭園を楽しむ事は出来なかったが 次回は 一日かけてゆっくり鑑賞し、庭園まで足をのばしたい。陶磁器なども 保存状態が良く 古今東西、人々の想いがこめられた陶磁器を鑑賞すると その場その頃の生活へと想像心をかきたてられる。