ピアノやクラフトなどをしているので 芸の神様、伎芸天様にお会いしたく秋篠寺に。少し離れたところにあり、静かな佇まいの寺院。雨に濡れた苔がビロードのように美しく 喧噪を離れたこの空間で 心身共に深い呼吸をさせてもらった気がします。
日本での唯一と言われている この伎芸天像は 天平時代に造顕されたそうです。後の災禍のため 御胴体は鎌倉時代に木彫で補われたそうですが 違和感はありません。少し首をかしげた伏せ目がちの優しい眼差しのお顔は当初のもので 古の時代から今日まで どれだけ多くの方々がこの優しさに包まれたことでしょう。
伎芸天はヒンズー教の最大神、舞踊王と言われたシヴァ神の髪際から誕生したと言われ、伎芸だけでなく「豊穣、吉祥、富楽を司る仏」様として 篤い信仰を得ているそうです。「ピアノが上達しますように」と お参りしたら 「練習しだいですよ、頑張りなさい」と・・・・
東大寺に行ったから 西大寺もとマッスルが言うので 立ち寄ってみました。雨脚が強くなり ちょっと先を急ぎました。
薬師寺、唐招提寺の前に 又もや遅い昼食です。見学をしていると 食事時間が不規則。唐招提寺近くのよしむらと言うおそば屋さん、お薦めです。梅おろしそば、押し寿司