ソプラノとピアノ

中央は、3.11のメモリアルステンドグラスだそうです。中央に十字架そして百合の花
初夏を思わせる5月最後の日曜日、小田原 邪宗門カフェにて アットホームなコンサートが開催されました。

ソプラノは 私達のコーラスの指導者でもあり、多方面でご活躍中の山田浩子先生。そして小田原医師会合唱団の伴奏他いくつかのコーラスグループでも伴奏を担当されている 田端ゆみ先生のピアノソロと、ゴージャスなプログラムです。

大きなホールとは 又違った良さがあり 同じフロアーで拝聴させていただく音色は 素晴らしい心のサプリメントです。

湘南みすゞ会の会長も務められているので いつも金子みすゞさんの歌は 聴かせていただくのですが 詩の暗唱も含めてメッセージが伝わってきます。

今回、印象的だった歌は さよならはいわないで」鶴岡千代子作詞、タイトルから何となく寂しそうな歌を連想しますが 明るく ポジティブな温かい歌。プライベートでも よく存じ上げている浩子先生の いつも前向きで しなやかでありながら 行動的なところが まろやかな声ののびに とても自然に表現されていると思いました。

高音域の落葉松は 何度か拝聴させていただいておりますが いつもたっぷり心をこめて歌われ、感動的です。



ピアノは ベートーヴェンを3曲、悲愴の二楽章は 私自身練習中ですが いつも第一と第三楽章のスピードと迫力の間で どうしても 間延びしてしまいます。ゆみ先生の素晴らしい演奏を拝聴し、丁寧に練習してみようと思いました。

ベートーヴェンを弾くには かなりの精神力も体力も必要だと思います。モチーフを繰り返しながら緊張感を持って 立ち向かってゆくテンペスト、疾風怒濤の三楽章の演奏は圧巻でした。真っ赤なドレスをお召しの可愛い〜と歓声があがったゆみ先生からはじけ出すエネルギーとテクニック、素晴らしかったです。
至福の時を 有難うございました。

夕方から 息子がNYから帰国、一泊するというので 嬉しい事が続いた日です。