金子みすゞを想う

梅雨時にもかかわらず 好天に恵まれました。 [感動と楽しさを有難う] [とても暖かい雰囲気で良かったよ]など メールやお電話をいただきました。 私自身も マッスル君の写した画像やビデオを見て 再度、この企画に 微力ながら参加させていただけたことに 感謝しています。
 埋もれていた金子みすゞさんの 512篇の詩を発堀された矢崎節夫先生の講演は 頷きつつ拝聴されてたり 感涙されている方々もいらっしゃったようです。

慈愛に満ちた眼差しで詠われているみすゞさんの詩、優しい言葉で表現されているけれど 深く尊い人間愛に満ちています。その詩の一部ご紹介下さって こめられた深いメッセージを わかりやすく例を挙げて 解説下さいました。

「私とあなた」ではなく 「あなたと私」という視点にたつことは 自分中心の上から目線ではなく 存在そのものを受け止め、受け入れることにつながり 「みんなちがって みんないい」と、全ての存在あっての自分と 感謝の気持ちが生まれます。 

例え辛いことがあっても 一を足すと幸せと言う字が導かれるように 辛さを味わうから 幸せなんですね。 本当の幸せは 周りの人も幸せでないと自分自身も幸せではないので 漢字は 人の寄り添う倖せ人偏をつけるのがいいですねとのこと。優しいという漢字も 憂うとき そっと寄り添ってくれる人のやさしさが 何より嬉しい物です。優しいという漢字の人偏も 忘れられませんね。 

小田原医師会合唱団の合唱、金子みすゞさんの詩の朗読と歌、そして幅広いレパートリーの中からも 美しいハーモニーで数曲聴かせて下さいました。

日頃、患者さん達の健康状態に深く関わり とても大変なお仕事をされていますが 意欲的にとても熱心に練習されて 音楽を介して 心身ともリフレッシュされているようにお見受けします。そして コミュニティの私達の健康問題に 一層貢献して下さっています。こんなお医者様達がいらっしゃる小田原は 素敵な街です!

 2部では 池山由香さんによる 珍しい南米の楽器(正確にはパラグアイだそうです)アルパ演奏と弾き語り。

民族衣装を纏った美しい奏者、奏でる音色、まろやかで透き通るような のびやかな声量ある歌声にも 客席が魅了されてしまいました。

また、由香さん自身が 笑顔でとても楽しんで演奏されているので 聴衆も楽しく一体感がうまれ 矢崎先生のおっしゃった 倖せという漢字そのものでした。皆を楽しくさせて下さって有難うございました。「あなたとわたくし」が 又思い出されました。

アルパは爪ではなく 指の腹(?)で弾くので やわらかさや軽快な音楽にも適しているようです。アルパの説明、民族衣装の説明なども とてもわかりやすく話して下さったので 新しい事を学べた喜びがあります。

東日本大震災を忘れないためにと 「花は咲く」を 情感こめて演奏し歌って下さって感激しました。聴衆の方々も また新たにあの日のことに心を寄せられたことと思います。 

アンコールに応えて医師会合唱団とアルパの合同演奏2曲。特に最後のBelieveは 会場の方々もご一緒に歌って下さって 寄り添って助け合い 明るい未来への希望を信じる事ができる 迫力あるエンディングでした。ご来場の皆様 有難うございました。

にわかカメラマン マッスル君です。それぞれの旦那様方の協力に依存するところ大でしたね。有難うございました。



備忘録として 舞台上に イベント名のパネルの用意があれば・・・。自治会、学校へのちらし配布も 次回考慮に入れてはどうかな?後で知って 残念だったといわれた方もいらっしゃったので。