帰路

帰宅したら花が沢山咲いていました
私達の旅のもう一つの目的は 広島に途中下車をすることでした。マッスル君が50年余り前 留学先の北米大陸に向かう貨物船には 同じ志を胸に8人(?)の方々が乗船しておられました。

そのお一人が 昨年、旅立たれたので、お墓参りをとさせていただく予定でした。ご家族へのご連絡もしていたのですが・・・あ〜ぁ!どしゃ降りで おまけに強風!で また日をあらためることになりました。

長門湯本からの美祢線 たった1車両のローカル線は 強風のため 運行しておらず タクシーで1時間近くの最寄りの新幹線まで行くことに。広島で途中下車の予定だった切符も変更し、さくら、こだまと乗り換え新大阪に そしてひかりで小田原までと 帰りの特急券全て変更。

その変更手続き、発車まで余り時間がないうえ、クレジットで まとめて購入していたため 払い戻しや再度支払いなど 手続きが単純ではなく 私達も言われるままに。やっとホームに上がったときは あと数分で電車が到着のぎりぎり。

そこに 階段を駆け上ってこられる女子の駅員さん、ミスがあったので 今係の者が来ますから待っていて下さいと・・・どうやら ジパングの割引をするのを忘れてしまったとのこと。

この電車を逃すと 又1時間待つことになるので 「もういいですよ」と 言っていると 係の方が 汗かいて 顔を真っ赤にして 階段を飛ぶようにして上がってこられました。そして力強くゆっくりと「私が 責任を持って 処理致しますから」と 深く頭を下げられました。

日本は 何て誠実なんだろう!だまされる方が悪いという国もあるのに・・・おまけに運行しなかったローカル線の払い戻し証明まで記してあり 小田原駅でみせてくださいとのこと。

美祢線の電車が運行中止で タクシーで1時間近く 一番近い新幹線駅までとばしたこと、広島でお墓参りができなかったこと、切符変更で 色々大変だったこと等々 行きはよいよいだったのに 帰りはすんなりとはゆかずでしたが かえって印象深い旅になりました。

あの汗いっぱいの駅員さんのお顔、今でも思い出します。広島に行けなかったので残念でしたが また寄せていただきますね。