新幹線のなかで

左の本屋大賞受賞の本、帰りの新幹線で一気に読みました。若いピアノの調律師が 色々な人に出会い成長していく様子や 著者の音を言葉で表す表現力の豊かさ、淡々とした物語で 特にクライマックスがあるわけでもないのですが 惹きつけられました。

タイトルの羊と鋼の森」にも感動しました。ピアノに使用されているフエルト,弦、そして木材を表しているのですね。

帰宅して がんがんピアノを弾きたくなったものの 自分の奏でる音は きっと無味乾燥なんだろうな〜!音色というように音にもそれぞれ 深み、さわやかさ、わかさ、華やかさ等々 色に例えることができるとすれば・・・とか それぞれ作曲された時代背景を考慮すれば 奏法も違ってくるはず・・・ など ちょっと真面目に振り返ってみるきっかけになりました。

右の本は 私が好きそうよと、友人からのプレゼント。先程 読み始めたら 薫風が運ぶ樹液の香り、光る新緑を感じるなかトロトロ居眠って、未だ終えていません。昨夜の 春の嵐、ベランダや庭がひどいことになっていました。荒れ模様の音で何度か目を覚まし 睡眠不足。

帰宅して、焼いたパン、酵母を興し、低温発酵となると3日がかりになりますが 焼きたては、ピキィピキィとクラストが音色を奏で ちょっと嬉しい焼き上がりになりました。