三世代コーラスグループ、ハミングバードも だんだんコミュニティのなかで知られるようになり 病院でのミニコンサートにも 何度か参加させていただく機会があります。
昨日は、独立行政法人国立病院機構の箱根病院でのミニコンサート。ここでは筋萎縮、神経系統疾患の患者さん達が多く入院されています。食堂に集まっていただいてのコンサート、そして移動が難しい方達の病棟をまわって 歌ってきました。
あいにくの雨でしたが 新緑の美しい木々に囲まれた丘の上の病院、「戦前は、日中戦争により負傷した戦傷脊損患者を収容した歴史をもち、戦傷脊損療養所としては全国唯一の施設だった」とのこと。(ウイッキペデイア)歴史ある建造物は 随分昔の事ですが 映画「氷点」の撮影場所として使われたと言うことです。
一緒に口ずさまれる患者さん、リズムをとろうとされる方、真剣に聴いて下さる姿に 歌いながら自分自身が緊張してゆくのがわかります。そして音楽っていいなと実感させられるときでもあります。
音楽は、古来より儀式などで 精神の高揚を高めたり、リラックスさせたりと活用されていますが 病院の方のお話では 生の音楽は 身体への刺激となって 反応している患者さんがいらっしゃるということです。モーツアルトの高周波の音楽で美味しいトマトが育つとか 音楽が単に音を楽しむだけでなく 色々な効用でも近年研究され 効果的に活用されるようになってきているそうです。
それにしても 病棟を回って ゆっくりされたい患者さん達には ご迷惑でなかったかな?とか思いつつも 車いすで ずっと私達をフォローして 聴きに来て下さる患者さん達もいらして感激しました。昨年お会いした患者さん達に またお変わりなくお会い出来たこと 真摯に耳を傾けていただけたこと等々 感謝の気持ちと 落ち着いた穏やかな時が流れますようにと願いつつ、帰路につきました。
コーラス4月の演奏会の後、入部を希望される方が数人、前回もコンサート後、入部された方数人いらっしゃいます。温かくてしっとりとした雰囲気が素敵、その他美しいお言葉で褒めていただいたのですが・・・指導者のY先生、ピアニストのN先生の醸し出す 気品のある雰囲気がグループに漂っているのでしょう(笑)来月の再度の病院訪問、他でもお声をかけていただき、これからも歌わせていただく機会があります。頑張ろう!