「歌いたい子供の心を大切に」をモットーとされている 桑原妙子先生指導によるこの合唱隊、来年は50周年を迎える歴史をもちます。今までに、団員のべ3000名余りが学び、卒業生達もマルベリー・チェンバークワイアの団員として 続けて活躍されている方もおられるそうです。
今回は イタリア演奏旅行報告会ということもあり、イタリアで歌ってこられた高度な難曲も 聴かせていただきました。先ずステージ、幕が開くと 観客席からうわぁ〜っと 歓声があがります。女子は、赤を基調とした艶やかな振り袖、男子は羽織袴の高校生クラスです。和服の伝統美!
プログラムは耳に慣れ親しんだ日本の歌、そして、まるで楽器でアンサンブルしているかのような多重音声の難曲、ちょっとおどけたユーモラスな表現、おまけに足や手、指を使っての効果的な打楽器的要素の音、ぱっと翻した振り袖、赤が一気に黒に…アカペラでの美しいハーモニーが会場を包み、聴衆者の五感が揺さぶられます。
サンピエトロ寺院他、諸所の教会でも演奏されたり 多い日には、一日4回もの演奏活動をされたとのこと。ヨーロッパの歌、ルネッサンス時代、ロマン派時代の欧米の宗教曲など、プログラムにもメリハリがあり マッスルも私も 非常に感動させられたコンサートでした。
このコンサートは、チャリティコンサートでもあり 東日本大震災以来、これで3度目のチャリティコンサート、本日分も合わせて 200万円余りの寄付をされています。
会場でコンサートを楽しまれた加藤市長に、本日の寄付金53万円・・・(正しい数字はちょっと忘れましたが)が手渡されました。小田原市の姉妹都市である相馬市にお届けいただくようです。
小田原は、歴史だけでなく 文化資産も沢山あります。まだまだ小田原市民の中にも このような活動をご存知ない方もおられるかもしれません。街に美しい歌声を流したり、小田原の誇れる色々な資産を駅でスクリーンで紹介したらどうだろうか?と、あまりにも素晴らしかったので もっと外来の皆さんにもお知らせしたくなった次第です。(画像はプログラムからスキャンさせていただきました。きれいにでなくてすみません)