Happy,happy!

ウエディング当日晴天なり。誰もがお天気でラッキーだね!と、挨拶代わりの一言!ワンちゃん達がring bearer(指輪を届ける役割)の大役!広い庭園のあるこのVilla Christinaを沢山の候補の中から他の要素も考慮して選択したようです。

ハプニングは、式1時間半ほど前!空模様が・・・そのうち雷鳴とどろき、土砂降り!おまけに強い風。何てことでしょう!娘は「大丈夫!プランCまで用意してあるから・・・」と、控え室で友人に手伝ってもらって、平然と着替えています。
ところが、神様の御加護のおかげとしか思えません!式の15分ほど前には雨も風も雷もピタリと退き、周り一体清められたかのように清々しく、灼熱の大気をクールダウンしてくれました。着物を着ている私にとって感謝の涼しさ!

式当日の選曲は音楽に詳しい花婿。最初にRing bearerのワンちゃん達と登場の花婿。この時に 彼が選んでいた曲はなぁ〜んと ビートルズHere comes the sun 余りの偶然に 吉兆の印のように思え、感激しました。

それにしても雨があがってからの短時間で状況を把握し、場の設定を完成してくださった皆様に厚く御礼申し上げます。色々な大きなイベントも手がけておられる花婿のお母さんと会社の人達、迅速、的確な処理能力に敬服しました。

滞りなくセレモニーもおこなわれ 娘の表情がよく見えるようにと 本来なら右側の座席なのですが左に私達の席を定めてくださいました。そうすれば花婿の表情も あちらのご両親にもよく見えますからね。

この式を司ってくださった方、ユーモアたっぷり。愛情溢れる笑顔が緊張した私達を和ませて下さいました。誓いの言葉のあと、Final answer?'’と、テレビの人気クイズ番組からのフレーズをとりいれるなど。。。

式の途中、私は息子達の結婚式での牧師さんの聖書の朗読「コリント人への第一の手紙13章」を重ねて思い出していました。

これで私達の二人の子供達は独立したのだな〜と、安堵と喜びそして一抹の淋しさもちらりと胸中に。二人の子供達が、それぞれ相応しい人に 巡り会わせていただいたこと、感謝の気持ちで一杯です。

ワンちゃん達もプログラムにMr.George and Mr.Pickleと名前を載せてもらって 大役を立派に果たしました。暑いのでタキシードのタイだけ。水色の袋に指輪が入っていました。

余りにもお利口だったので 私はこっそりご褒美をご馳走しました。悪い癖をつけたと 娘に怒られそう!

カクテルパーティから始まったアメリカの南部の暮れなずむ夜、パーティは深夜まで延々と! ケーキカットまでが、プログラム上結婚式の流れ。その後はダンス、ダンス!

スピーチは話したい人がマイクを握るのですが ここはアメリカ! 私も私も・・・と。多くの人のスピーチのおかげで 私達はお相手の人柄、娘のアメリカでの生活、仕事ぶりなど知らない部分をフィルインしてもらったようで 本当に皆さんに温かく受け入れていただいていていることを知り嬉しかったです。

最後はマッスル君が格調高く、震災の寄付金をしてくださった御礼も含めてパーフェクトスピーチ。駆け寄ってきた何人かの人々に称賛の握手を求められていました。良かったよ!ご苦労様!息子「お父さん音読の効果でているね〜!」と、私に云いました。

因みに、結婚式前夜のリハーサルディナーは新郎側《後日、更新致します)、結婚式は花嫁側主催と云うのがアメリカ形式です。

アメリカのケーキは甘過ぎて色彩もあでやかすぎるのが嫌と 娘は、アトランタにある日本のケーキ屋さんに特注。

デザインは、今回全てにGeorgia Greenを基調にしているので ケーキにもと、招待状カード、プログラムと同じコンセプトでデザイン画を描き持参したそうです。それだけではちょっと寂しいのでフルーツをあしらってもらったとか・・・

アメリカではトップの部分は取り置いて冷凍し、1年後に解凍していただくそうですが、娘は1年後にトップだけ又焼いて頂くようお願いしたそうで賢明だと思いました。
このケーキは アメリカ人にも大好評!

花婿のお母さんが日本での写真も飾って下さっていました。

ブーケの写真も載せてねと娘。式当日、本人がアレンジしたものなので。専門家に頼めばいいのにと云っても 私は矢張り物創りが好きなのよね。このウエディングを準備しているとき、大変だけれど凄く楽しかった!と満足げでした。

多くの人達に 貴女の次の仕事はウエディングプランナーよ!と、云われていましたが、アメリカ人の結婚式の熱の入れ方は大変なもの!そんな仕事したら神経が持たないわと苦笑しておりました。

ハプニングもありましたが 滞りなくシンプルだけれど心に残る良い結婚式でした。健康に恵まれ末永い幸せを心より願っています。おめでとう!