マイホームと中国の若者

2月3月と講座や講演会をいくつか出席する予定にいれている。その一つ、中国を知ろうの勉強会。中国に因んで 画像は マッスル君,バンクーバーより送信のお気に入りレストランの中華料理画像拝借。

過日の「マイホームと中国の若者」について、大連民族学院日本語科講師の若い方による講座、覚えている範囲で ざっと覚え書きとして更新しておきます。

中国人は 家に対する執念が強い。かっての日本のように 今、中国はまさに不動産高騰。今のうちに買っておけば将来の投資になるとの思惑も・・・かっての日本の不動産バブルを思わせないでもない。

中国の戸籍には 農村戸籍と,都市戸籍があり、この2種の戸籍は全く別の国と思えるほどの違いがあるようだ。

大都市で大学を卒業し,その土地で就職し,自分の家を所有すると都市戸籍取得が可能だが 家を買えなければ農村戸籍にもどされてしまうらしい。将来の子供の教育を考慮に入れれば 是非とも都市戸籍をと願うのが、親心のようだ。

中国の住宅事情は 大都市では高層ビル建設がすすみ価格も高騰。 上海の平均月収、5万円余りでは、マイホームを所有するのは 何処も同じだが大変なようだ。

大都市の土地開発は入札によるらしいが その開発権を得たものを地王とよぶそうだが ある都市では 国営企業で不動産関係でない会社が権利を得たので論議を醸し出したらしい。

家を購入する際、物件が完成した状態を現房といい、これに反して設計図の段階で手付け金を支払う状態は 期房というらしい。この場合、分譲会社、建設会社ともよく調べてからでないとリスクが伴うこともあるとのこと。

マンションの完成は日本のように内装はできていなく、コンクリートの打ちっ放し状態で 内装は購入後、自分たちで行うようだ。

日本のあるサイトを引き合いに出して 日中の家の有無に対する幸福度を比較されていたが、マイホームがあれば幸福と答えた日本人の10%に対し 中国人は80%のひとが 家を所有することが、幸福度に大きく影響しているとのこと。

この比較は漠然としていて そうですか?とも言い難いが中国の若者は家を所有し 親を呼び寄せることが当然との考えで そのために懸命に頑張るんです。との締めくくりでした。老人ホームは考えられないとのこと。昔の日本を思わせる。

流暢な日本語、日本語専攻し、大連民俗学院で日本語の講師をされ、日本にも3年住まわれたことがあるそうですが、下を向いて聞いていると たま〜に気づくこともあるが ほぼ日本人の講座のようでした。高度な単語力、言い回し、感心しました。私など何年英語を学んだことだろう?いつまでたっても駄目、駄目!