穏やかに流れるセントローレンス川を眼下に望む。 異国の薫風を肌に感じながら 18世紀にタイムスリップしたようなケベック旧市街散策。
のどかな時間が流れるが かって,英仏の植民地闘争や 米国の侵入防御の城壁に囲まれた歴史を物語る街。豊かな水路は、交易には願ったり叶ったりの立地条件だったのだろう。
ヨーロッパのお城を思わせるようなこの高くそびえるシャトー・フロントナック・ホテルは もとフランスから派遣された 総督の邸宅跡地だそうだ。案内書によれば,ここは様々な歴史的ドラマが生まれたところで チャーチルやルーズベルトが話し合った第2次大戦中の連合軍会議の会場だったそうだ。日本本土への攻撃などが話し合われたとのこと、複雑な心境!
城壁に囲まれた旧市街は何と坂の多いこと! それも半端ではない。意地を張って歩きましたが 足に自身のない人はこのケーブルカー(フニキュレール)で移動できるようだ。これは壁画です。左端にこの街にとって大切な人物が描かれているそうです。人々は,この壁画の前で写真を写しています。するとあたかも壁画の一部であるかのように映るそうです。古い街並みにデイパックをさげた観光客。映画のセットみたいですね。