多民族のなかで

あるレストランでの出来事
滞在しているところから3分ほどのところに バンクーバーのコルドンブルーと云われるシェフ養成のお料理学校があります。 そこの併設レストラン、何しろ勉強のためですから 全てに手間暇かけて手作り。 修業中の研修生がレストランにでて 実際に接客しながら カスタマーの生の声を聞くのも勉強の課程。 当然、ここには,色々な国からの留学生がいて なかなか国際色が豊かです。 

研究を重ねたちょっと 懲りすぎた味付けもあるのですが なかなか他のレストランでは 味わえない未知の味に遭遇することがあります。それに、月曜日はスペシャtwo for one二人で一人分のお代になりますから 前の週から予約が一杯。 前菜、メイン、デザートの3コースのセットメニュー(選択できます)通常、セットメニュー一人36ドルですから。二人で36ドルその他食前の飲み物、コーヒーは割引になりません。 それにサービス料、税金、チップが加算されます。

今回の私達のテーブル担当は メキシコからきた中年のかた。 兎に角、独特の訛で流れるような節まわしで 本日のメニューは・・・・〜〜〜〜と延々と説明してくれるのですが 皆目わかりません。 所々英語だなとはわかるのですが・・・。英語の得意なマッスル君も レストランでは時々、この私に聞くのですよ。お料理用語ってものもありますが 英語は必ずしもきれいな発音の現地英語とは限らないのです。特に、バンクーバーでは中国、インドをはじめ多くの人種が混在していますから 言葉のなまりも色々。

今夜はちょっと名の知れたシェフのオリジナルメニューだそうでフュージョン。 スパイスがちょっと突出していて 何を味わっているのか分からなかった私の前菜(左)に較べて マッスル君のエビの方は美味しかった。
私はあっさりした白身魚を選びました。 このメニューはどんなのですか?と 聞いたとき、そのメキシコのシェフto be それはハリウッドという魚で・・・(はぁ〜?違うでしょう!ハリバット(カレイの一種)でしょうがぁ・・・と、心の中)でも,クスッと笑えてしまったので 気がついた将来のシェフ、「わたしゃ、メキシコから来ているんで 英語なんかわからんよ。 兎に角、fish、fish.fishだよ」

デモ、よく分かるんです!このような一寸似たような単語の間違い。無意識にしてしまうんですよね。そして、後で気がついて赤面することも・・・母国語でも同じようなことありますから 馴れない外国語だと確率は高い!デモ、このメキシコ人の人、一生懸命なのです。

マッスル君はチキン。
どうやら 横のテーブルの4人組のお客さんも 彼の説明はお手上げのようです。英語を母国語とする人にもわかりにくいんだから 我々が苦労するのも当然です。

さらに、困惑したのはデザートメニューの説明で 全くわからなかったのです。何しろ料理学校一押しのデザートが普通、リナリー〜と言うところ クリリ〜 レギュラーコーヒーは グラ?と突如、聞かれても???持ってきてもらったメニューを読んであ〜ぁ なるほどね。 デモ、とても気持ちの良い人で マッスル君は応援する意味でチップを少し多めにつけていました。 頑張って下さいね。

クリナリ ワン?ではなく ナッツの入ったケーキを選びました。 なかなかこくのある美味しいケーキでしたが 食後にはチョットへビィで 半分だけいただきました。 
マッスル君は チョコレートガナッシュだったかな? 甘党の彼は 完食! そして私の残りの半分も・・・
ショウウインドウーに飾られた デコレーションケーキ類。 アイシングで固めた本物でしょうか? ここは、お総菜も買うことが出来 本当においしい。 お昼のサンドイッチは良く買いにきますが すぐ売り切れます。 次回来たら ここでパンの講習を受けたいなと思っていますが 授業料結構高い! カルチャースクールではないことを 値段が物語っています。