アメリカ大統領選挙、共和党の副大統領候補に若手の女性ペイリンさんが指名され 話題沸騰です。 本日、受諾演説を鋭い切り口で行い 元気溌剌 人口9千万人の小さな州知事は 自分で現実に責任をとらねばならないと 自身の決断力・行動力を強調。
また、あえて自分の小さな町での生い立ちを語り エリート・オバマさんとは違い 有権者に親近感を抱かせる論法。 色々家庭内の事情も明らかにされつつも 歯切れよく 素晴らしいスピーチだったとのコメントが多いようです。
このスピーチには 時間をかけ 専門のスピーチライター達と念入りに準備をすすめたとのこと。 大統領級ともなれば 10人くらいの専門家がスピーチを練り 叉振り付け(ジェスチャー)担当の人もいると聞いています。 あるコメンテーターはペイリンさんの演説、 オバマさんの顔面に 強烈なパンチをあびせかけたようだとCNNで語っていました。
70歳を超える高齢、4度の癌と闘い健康面で心配もぬぐいきれないマッケインさんが 万が一現職中に任務をまっとうできなければ このペイリンさんが・・・・と言うシナリオも 端の方に考慮に入れておく必要があるでしょうし・・・ペイリンさんの突然の登場、大きなうごめく アメリカンドリームのドラマを観ている様な気がします。
ヒラリーさんが民主党の副大統領候補に選ばれていたら ペイリンさんは選ばれていなかったかも知れません。 それとも女性同士の戦いになっていたかな? ヒラリーさんを支持する人たちの流れを 取り込もうとの策略、 少なくとも ここに来て盛り上がりを見せてくれていることは確かです。 大きな駆け引きですね。
アメリカの民主党支持者の友人の中には 現実に選挙段階になると マイノリティのオバマを本当に選ぶだろうか?と 心配する人達もいます。 健康保険、福祉予算の増額も好ましいが 不況時に 本当に可能だろうか?と 懸念の声も・・・
民主党が選ばれれば 貿易摩擦など 日本に叉厳しく迫られることになると マッスル君は心配していますが 本日の毎日新聞によれば クリントン政権の頃とは 状況が違い 現在は、アメリカは中国との貿易赤字が問題とのこと。 日本飛ばしになるのが心配!
日本も自民総裁選、混沌としています。 アメリカの弁舌論争との対比、面白いです。 お祭り騒ぎのアメリカもちょっと頷きがたいところがあります。