画像は配信されるNYタイムスからお借りしました
歴代米大統領で初めての広島訪問は 非常に意義深いことだったと思います。オバマ大統領の広島スピーチの話題がメールでもここ数日続いています。昨日は、常に英語を勉強されていて お若い頃、江田島の海軍兵学校におられたという方と 道でお会いし、「オバマさんのスピーチ良かったね。ゆっくり話してくれたから 私にも フォローできたよ」「私は戦争体験者だし 色々な辛い体験もしているけど話せないね」などと、しばし立ち話。
90才近くなられるのですが いつも変わらず淡々となすべき事を 何十年も変わることなく続けておられます。
mushroom cloud,よくわかるよ。僕八百屋だから…と、冗談も。帰り際に’We must pursue a world without nuclear weapon!’と、高らかにきれいな発音で仰って さ〜っと自転車で去って行かれました。
スピーチライターの原稿に オバマ大統領ご自身でも 何度も修正を加えられたそうです。プラハスピーチの時のように 核兵器廃絶に関する 踏み込んだ具体的な表現はありませんでしたが 歴史から学ぶことの重要性が 強くこめられた 魂を揺さぶるメッセージだったと思います。
科学の進歩の恩恵と表裏一体の恐怖、人類が持つ矛盾などについても述べられていて 広島をアメリカ大統領が訪問ということで 世界の人々にも 歳月と共に風化させるのではなく 改めて平和への祈りが 心に刻まれたのではないかと思います。
スピーチも素晴らしかったと思いますが 私は 広島の皆様の高潔さにも とても感動しました。市民の皆様の忍耐強い訴えと強い平和への願いが この日を実現させたのだと思います。