秋深く

昨日、小雨降るバンクーバーに早朝到着しました。 出かける前の慌ただしさが嘘のような静寂。 今までの睡眠不足と時差でとろとろ睡魔に襲われています。 紅葉も終盤ですが 雨期のバンクーバーでは しっとりした最後の紅葉が楽しめます。 

温度は11度くらいですが 雨期であろうとも乾燥しているので それほどの寒さは感じません。 アメリカ大統領オバマに決定し、朝から隣国であるこのカナダでも 一日中報道。 私達はタイムリーな時期に オバマの出身地であるシカゴに2日後訪れることになっていますが 未だ興奮冷めやらぬ街の様子が肌で感じられるかも知れません。

このアメリカ大統領選挙は終幕しましたが 今回は3つの壁を破ったと思います。 第一に新しい歴史に残る 初の黒人の大統領が選ばれたこと、又ヒラリー、ペイリンなど女性の進出で後一歩と云うところまで受け入れられるようになったこと、そしてもう一点はマケインの高齢でも年齢に差別なく(実際には結果として選択する考慮範疇だったかもしれませんが)同様にチャンスが与えられたことです。 色々な境界線が低くなり また世界でもフラット化していく現状だからこそ 新たな問題も、取り組みも必要だと感じます。

ちょっと、午後、町に出てみましたが、国際色豊かなあらゆる人種が違和感なく 街に溶け込んでいます。 日本人もかなり見受けます。 以前にも書きましたが アメリカのように人種の坩堝ではなく モザイク化している街のように思います。 

洋服に紅い花をつけている人を沢山見受けました。 黒いコートに映えてとても目立ちます。 

どうやら日本の赤い羽根と同じのようです。 私達もこのおじさんに共同募金をして 花をつけてもらいました。 この花一輪で 街に溶け込む仲間意識が出来たようなそんな不思議な花です。 それなのに、マッスル君、すぐ落としてしまって・・・・あら、あら!