数々の大記録を こともなげに更新する姿、 私たちファンに感動と希望を与えてくれます。 記録以上に私にとっての彼は、プロとしての真髄を分かりやすい形で伝えてくれます。 私など、半世紀以上かけても分からないような奥義を、30代前半の彼は既に持ち合わせ、実践しているのです。 天才的な真のプロに違いありません。
プロの真骨頂の一つに、これまでの野球生活で迷うことなく、自分の個性を信じ、強く執着してきたことです。 言い換えれば 自分自身をよく知っている事につながるのではないでしょうか? 自分の信念を貫くと云います。 それには、必ず良い結果を出し続けなければいけないという 重い責任を自分に課すことになります。
自分のスタイルこそが 「ベストな結果を生む」という自信、そして、実績で裏付けるところに世界レベルのプロの姿を見ます。
毎年目標を設定し、到達して大いに喜び、自己を祝福し、さらなる高い目標に進む。 そのためには自己の肉体的な可能性を最大限に引き出すべく、体力造りの秘策を継続し、常に研鑽しているとのこと。
足もみもその一つであり、旅の多いメジャーリーグでも 旅の友に足もみ器をスーツケースに入れて移動。 レーザービームといわれる遠投を可能にするために 特別な機械で肩の強化をたゆまず図っているとのこと。〔我が家にも 足揉み機(上画像)あります。 活用していますか???〕
誰よりも早く球場に入り、入念なストレッチや柔軟体操を繰りかえす。 引退するときは「腹が出たとき」という言葉に驚きました。 お腹が出てスポーツをしていることが許されないという感覚を持っているのでしょう。
試合のときは 一歩家を出た途端、戦いが始まり そこからが既に臨戦態勢。 家庭でみせる日常の顔はもはや無く、厳しいプロの顔になり、恐ろしいほどのプレッシャーを受け入れ、それに打ち勝つ精神力を発揮するという。
最高のプレーを積み上げ、達成した成果を素直に喜んだとき、次の高い目標が見えてくると云う。 再び、それに向かい、猛進。 その積み重ねが人生であると言っているようでした。
語る言葉が哲学的で ちょっと 恐ろしいような鋭さを感じてしまうのは 実践が伴っているゆえの 迫力なのでしょうか!