チューリップ


春の嵐が何回かやってきて やがて桜、チューリップ等カラフルに咲き乱れる春爛漫。  上の画像は 我が家の10年前の庭に咲いたチューリップ、多品種のかれこれ200本近いチューリップを 咲かせることに情熱を注いでいた。


19年前、父が亡くなり 父が愛情をもって育てていたチューリップの球根を 我が家に持ち帰ったのがきっかけで 次第にあちこちから球根を取り寄せ 年々華やかに増殖。  咲きそろうと 「チューリップを愛でる集い」をもち 毎年、友人たちにも楽しみにしてもらっていた。 


転勤し不在の間に 庭も荒れ果ててしまった。  帰国後、 手入れの大変さなど考慮し 今や、草花を植えると言うよりは 樹木が中心、  雑草にてこずるよりはと グランドカバーで小石をしいてしまったので 草花はプランターで楽しむのみ。  残念です!


チューリップは 春の陽光の中で 喜んで咲くイメージが強いが そうでもないようだ。   その花の寿命は 開花日からの積算温度で大体決まるようだ。 (例えば、毎日の温度を合計して100度で枯れるとすれば 20度なら5日)  強い日差しをさけ 比較的低温度の環境下では いつまでも楽しませてくれると言うのが本当らしい。


そういえば 富山の礪波チュウリップ球根の出荷で知られている。  こんな寒い地方で?  と、以前、疑問に思ったことがある。  ある朝のラジオ番組で チューリップについてのお話によると 球根は冬場の水分によって栄養をためるそうである。  積雪の多い寒い地方が適しているというのは そういう事なのかと納得した。  オランダもそうなのかな?


切花にして すぐお辞儀をして首をうなだれるチューリップの解決法は  花のすぐ下の導管を針でついて 小さな穴を通しておくと うなだれ首にはならない。  又、温度の高い水は バクテリア導管を詰まらせ水揚げが、 うまくゆかない。  今春は 半日陰涼しい所プランターを置き 長く楽しんでみよう。