[コンサート] 石井歡先生没後10周年
小田原の高台にて 窓から海を眺め 箱根の山を近くにという 風光明媚な環境で たくさんの作曲をされ 海外でもご活躍だった先生を おしのびしてのコンサート。先生がご愛用だったピアノ、 数々の作曲された音楽 まるで先生もそこにいらっしゃるかのように 小田原市民会館に流れました。
小田原ゆかりの若い音楽家の皆さんの歌曲、ホルン、バイオリンなど拝聴させていただき こんなに素敵な音楽家の皆さんがいらっしゃることにも 感激しました。継続して定期的にコンサートを開催し、若手音楽家たちの皆さんのご紹介をされていることにも 感銘を受けました。
第2部では トークショーで 石井先生のエピソードを色々お聞きすることができました。先生のお嬢様からのご家庭でのご様子も 微笑ましかったです。そして第一線でご活躍中の方々の歌曲、演奏、そして医師会合唱団、小田原男声合唱団の難曲ながら 練習を重ねられ見事な石井歡先生作曲の合唱。こんなにも音楽環境に恵まれた小田原なんだと、感激。
最後に、北原白秋の詩に作曲してくださった時の エピソードとして 小田原の文学活動にご尽力くださった 私も存じ上げている竹村さんのお話が出て 感涙しました。残念なことに、お若くしてお亡くなりになられたのですが きっと石井先生とご一緒に このコンサート会場にいらしてくださった気がします。目を細めて笑っておられるお顔が浮かびました。
こうして皆が心一つになって開催されるコンサート、終わってからもじんわりと温かく、優しい気持ちになれますね。マッスル君も 皆で歌った「かあさん、かあさん、どうしてこの花赤いの、どうしてこっちは黄色いの。かあさん、かあさん、どうして赤いの黄色いの、ひらひらチョウチョは 知ってるの」大きな声で 歌っていました。こんな日は、夕食時、楽しい会話になりますね。