北條五代祭り

馬に乗る四代北条氏政役の高嶋政伸
戦国時代、小田原城を居城として 五代に渡って約100年間、関東一円を治めた北條氏。 その栄華を偲ばせる小田原市最大のお祭り。 戦国時代さながらの武者隊による出陣式、太鼓、お囃子、御輿等、戦国絵巻が青空の下、繰り広げられ 毎年多くの見物客で賑わいます。 町並みも縄をはり、白い紙垂が 新緑の緑に映えて爽やかです。

初代北条早雲役は 小田原市観光大使の合田雅史氏。画像が写せなくて残念!

今年は、自治会の当番です。 お祭りの準備として 紙垂を公民館に作りに行ったり しめ縄を張ったり 当日も事務所にでたりと お祭りの雰囲気に浸る機会が増えました。

何より、天気予報が気がかりで 前日の大荒れ天候、雨も翌朝まで持ち越し 雨が上がるのを待って 注連縄を張りました。この地域でも高齢化で 高いところに縄を張るのも 来年はどうかな〜と懸念されます。でも、はってみると厳かな聖域という感じで 良いものですね。

古事記の天岩戸伝承に すでに注連縄のことが記載されています。宮沢賢治によると 注連縄の太い部分は 雲を表し 紙垂れは 雷を意味しているそうです。そういえば稲妻のように見えますね。雷によって分解された 空気中の窒素が雨とともに土壌にしみこみ 豊かな実りをもたらすという願いを込めたもの そして災いを祓うとされています。

以前よりは 人数も少なく 勢いも失せたかのように想いますが 街のあちこちでお祭り気分。このごろは海外からの人も参加して盛り上げてくれています。

何かとスケジュールの詰まっている5月ですが 無事お祭りも終え一段落。