人生フルーツ


冊子の画像お借りしました
*家は 暮らしの宝石箱でなくてはいけない*
(ル、コルビュジェ
名古屋のベッドタウン高蔵寺に住まわれる90歳と87歳のご夫婦、まさに上記の言葉がぴったりの 穏やかでゆったりとした丁寧な日々のドキュメンタリー映画です。。津端修一さんは建築家で、奥さんの英子さんは「食は命」と、なんでも手作り。

現役時代には 日本は高度成長期の真っ只中、雑木林を残し、風の通る理想のまちづくりは 経済優先で叶わずでしたが、そこに300坪の土地を購入。苗木を植樹し、畑を耕し、裏山には 小学校や地元の人々に働きかけて どんぐりの木を植樹。小さな苗木は50年の間に、雑木林に成長し、畑では100種類もの野菜や果実が育つまでに。

樹木希林さんのナレーションの中で、

風が吹けば 枯れた葉が落ちる
枯れた葉が落ちれば 土が肥える
土が肥えれば 果実が実る
コツコツ、ゆっくり・・
が、ゆったり、繰り返される。それがトントンと心に入ってくる。 

英子さんは、畑でとれた作物で 日々の食事、お菓子、保存食まで作っておられる。桃のコンポート、イチゴのケーキ、チョコレートケーキなど お気に入りの食器で白いテーブルクロスをかけて お茶の時間を楽しまれる。

たんたんと丁寧にそして楽しんで、笑顔を絶やさず、綺麗な言葉使いで 日々の生活を送られている姿は まさに美しく実った瑞々しい人生のフルーツのように思います。

英子さんの言葉「何でも自分ですれば時間がかかるけれど コツコツすれば 何か見えてくるんですよね」説得力があります!明るい声!何気なく表現される言葉、全て生きています。

素晴らしい映画でした。Mちゃん、ご紹介ありがとう! マッスルは行かなかったのですが 是非上映中にと勧めています。綺麗な野鳥も沢山よと言うと よし!行こう!私も、もう一度じっくり!小田原近くでは、アミュ厚木で 5月12日まで上映中です。是非、お勧めします。

明日から 北條五代祭り、午前7時から 近隣の綱張り、紙垂飾りをつける作業です。だんだん年齢層が高くなってきたので 以前のような活気がありませんが。。。