童謡講座

心のふるさと童謡講座・金子みすゞの世界
20数年前,小さな会合がありました。その時代には、まだ余り知られていなかった金子みすゞの詩について 埋もれていた金子みすゞの詩を見つけ出された矢崎先生、作曲家の湯山先生他を囲んでの集いでした。小田原にある「赤い実」というお菓子やさんの一角に 金子みすゞの書籍コーナーがあり、そこのオーナーのかたの主催だったと思います。その頃から、金子みすゞさんの世界に魅了されています。

その後、書籍も沢山出版され、映画にテレビドラマにと 一世を風靡。優しい言葉で 真理を見逃さず 私達の気付かない視点で語られる詩はリズミカルでもあり 多く作曲もされています。この日は 秦野市の童謡講座で 合唱、朗読、そして矢崎先生の講演があり、行ってきました。知人が朗読、そして秦野市のの知人は 合唱の指揮を担当されています。

矢崎先生の講演は 何度も聞かせていただいておりますが 常に、時代に即した話題と金子みすゞの視点を見事に織り交ぜて お話しされ、聴衆は まさにall ears.

全ては書ききれませんので 資料に書かれている 矢崎先生の言葉を引用させていただく事にします。

「20世紀、私達はもしかすると「私とあなた」と言うまなざしでかけぬけてきたのかもしれません。自分中心、人間中心のまなざしで。生かされていることの喜び、この世の全てと共に生きる喜びは、「私とあなた」から「あなたと私」というまなざしに変わることなく、出会うことは出来ないでしょう。みすゞさんの詩を通して、まなざしを変える喜びに 出会って下さるとうれしいです」

深い内容のお話は また自分への覚え書きを兼ねて 追々ご紹介させていただきます。