ミミズがいない


「この頃、何だか不気味なのよ。」 「えぇ〜?  何ですか?」 2日ほど前の会話が こんな調子で始まった。  彼女は 自分で多種の野菜を育てている。  今年は, 土を耕せど一匹もミミズがみつからないそうだ。  


「ミミズは地震を予知して どこかに逃げたのかもしれない」と言うのが彼女の不安材料である。  日本列島、この所、地震の頻度が高い。  列島が 地震の活動期に入ったと言う 専門家の間での話もあるようだ。


記憶に新しい神戸の震災、 そして先日の能登半島地震も 東海、関東地域ほど大地震発生を予測されていなかった。  各地で発生している地震が 活動エネルギーの分散になるのか 更に既存の断層を深めるのか 考えるのも恐ろしい。


先日、毎日新聞余禄に ラフカディオ.ハーン(小泉八雲の評論 地震と国民性」を取り上げていた。  それによれば、いつ震災に襲われるかもしれない日本人は 永続性ということに余りこだわらない。  外来文明も 抵抗無く取り入れ 順応性があるのは 地震国であることに根ざしている と言う意味合いのことが書かれているた。  あながちそうともいえない気がするが・・・変われなくて困っている事も多々ある。


もう一点あげられていたのは 日本の古城の石垣が振動により、さらに密になり崩壊を防ぐ仕組みになっていると言われていたこと。  しかし、大地震想定外区域では 残念ながら被害がでてしまった。  火山国、日本全土、何処も、その恩恵もさることながら 危険度も高い。    


避難用バッグなど 数年前に用意したまま。  近いうちに点検しておかなければ・・・
画像は 先週、小平霊園にお墓参りしたとき 八重桜, 花水木と共に美しく咲いていた 石楠花