友を訪ねて

 
長い間ご無沙汰してしまっている友人のお見舞に行ってきました。

体調の事もあり、1時間〜1時間半の訪問が相応しいようです。

同行してくれるその地に詳しい友人が 約束の時間まで案内してくれた場所。手賀沼池ほとりの遊歩道を散歩。

車いすでもここなら大丈夫だから 一緒に来れるかな?

こののどかな光景、雄大な気分になります。緑の草が陽光に光って 水もきらきら 少し早い五月晴れのような日でした。フナ釣りをする船でしょうか?絵になります。

もう一カ所江戸時代の我孫子宿本陣離れを移築し 大正から昭和時代に別荘として使われていた旧村川別荘を案内してもらいました。当時は水田や葦原、手賀沼、澄み切った日には富士山を眺望できる景勝地だったそうです。

見事な柱!あれぇ?何の木だったかな?説明していただいたのに忘れました。桜ではなかったけど。

注意すべきは 釘穴を隠すために鋳物の鶴、柱の中央などは 飛んでいる鶴が施されていて 目だたないところにも気配りされた贅沢な細工。

繊細な江戸の香りを残す障子
沼を見下ろせるように大きなガラス窓
親子2代に渡っての西洋古代史学者の別荘は 新旧、西洋と東洋の融和が見られる生活空間です。バーナードリーチデザインの木目を巧みに活かした木製のモダンな椅子もありました。

午後、お見舞に。イギリス生活トータルで17年の友人。イギリスの楽しい時代を思い出していただけたらと スコーンを焼いてきたので クロテッドクリームを途中で買い、お土産に。お嬢さんが アフタヌーンティの用意をして下さって、午後のお茶をともにすることが出来ました。

スコーンにまつわるお話、ハイティ、クロテッドクリームやダブルクリームのお話など イギリス時代に思いを馳せながら 友人はにこにこお話をしてくれて安堵しました。同行した友人は 近所に住んでいることから 毎週、訪ねてくれています。

年月を重ねてゆくにつれ 若いときとは違った友人の有り難さが 心にしみます。病にあると、徐々に心を開いて 自分の状況を受け入れるには 時の経過が必要ですね。私達はその友人から逆に感謝や癒しをいただいている事を感じさせられます。今度は ここで同窓会をしたいなと友、是非、実現させましょう!