鎌倉古陶美術館

雅なおひな様
昨日、鎌倉古陶美術館にて 友人が人形作品展に出展されているので 作家ご本人もお人形も拝顔させていただきたく 行ってきました。お会いする機会は余りないのに 不思議なご縁をいただいております。学生時代、国際見本市で通訳のアルバイトをしていた2週間に知り合った友人ですが 色々なところでつながりがあって 今日に至っております。この前お会いしたのは20年ほど前だったでしょうか。
古今雛江戸時代
遠方にお住まいですが この度鎌倉にての展示会、期間にもゆとりがあったので 日程をお互い調整して懐かしい再会となったわけです。3年前にご主人様を亡くされて案じておりましたが お元気になられ、ますます制作に磨きをかけられています。この美術館、北鎌倉駅のすぐ近く。鎌倉のように商業化されていず 昔の面影が残されている駅周辺、季節外れということもあって 静かな清々しい空気が感じられました。

美術館では古今雛が沢山飾られていて その保存状態の良さ、当時の贅を尽くした飾り、どっしりとした木造建築に素晴らしく調和していて 雅な世界を呈しています。

下画像5点は友人の作品
その美術館のギャラリーでのグループ人形展に飾られた作品、小物作りでも大変だなと思う私には 信じられないほどの大作。表情もそれぞれに個性があり ふっと息をしそうな体温の感じられる作品です。古布のちりめんの色合いの美しさ、コントラストの美も互いに溶け込むような色合いも受け入れてしまう着物、古布になるとさらに馴染んでしっくり。

関西と関東の色使いの違い、昔の婚礼衣装の変遷など人形作りをしていると 色々見えてくるそうです。お仲間の方がおっしゃるには 彼女の作品はどこか彼女の娘さんに似た仕上がりになっているそうです。28日まで開催されています。鎌倉散策を兼ねて お時間がありましたらお出かけください。美術館もとても素敵で、おひな様が勢揃いでお迎えくださいます。

素敵な作品を見せていただき有難うございました。