ターナー展

ターナー展鑑賞*
マッスル君を誘って 上野,東京都美術館まで 行って来ました。

英国最高の巨匠、ターナーは 歴史画がもてはやされていた時代に 印象派以前から 風景画に力を注ぎ 風景画の地位を高めたことでも 知られています。

壮大な自然描写、自然景観美や自然への畏怖を描いていた作風の転機、それは、イタリア旅行の影響を 多分に受けているそうです。それまでの写実的な描写から ターナーの作品を連想する 明るい光溢れる大気、流れる風などの描写へと 変わっていきます。 その変遷が 時代をおって展示してあり、作品一つ一つの鑑賞は勿論のこと、ターナーの美術史絵巻としても 勉強になりました。 

光と色彩の画家と言う印象が強いターナーの作品、明るい白の発色や暖色系,特に黄色のグラジュエーション、輪郭線のない朦朧とした 円や楕円の抽象的なモチーフですが 少し離れて鑑賞すると 具象化して 訴える力強さがあるように 感じました。それは 鑑賞した時点の 自分の感情が支配する 独りよがりの理解なのですが・・・ 

上野は思いの外 紅葉がきれいで こちらは自然の絵画鑑賞
今年は 紅葉狩りには出かける機会を逸してしまいましたが 先日の箱根病院、この日の上野で 綺麗な紅葉や銀杏を楽しませてもらいました。
パークサイドカフェでランチ
友人達と 時々美術館巡りなどで 私自身は 上野に来る機会も何度かありましたが マッスル君は本当に久しぶり。こんなカフェができてのかぁ〜とか この上野の空間もなかなかいいね。スカイツリーも見えるし・・・と、ご満悦。ターナー展も 熱心に鑑賞していました。そう言えば、結婚前に出張で京都に来たときも ターナーの作品を一緒に鑑賞したねと・・・

このカフェは友人達との待ち合わせに使うこともあり 手頃なお値段で 展覧会のあと すぐ立ち寄れるので便利です。ターナー展は 12月18日まで これだけの作品を鑑賞出来るのは めったにありません。晩秋の上野公園お散歩を兼ねて お出かけ下さい。