箱根病院を訪ねて

明治の時代から 戦傷脊損療養所としては全国唯一の施設だった歴史を持つ 独立行政法人国立病院機構箱根病院に 今年もお招きを受け 私達、ハミングバード、コーラスグループは 晩秋の午後、音楽を通して 大切な時間を 共有させて頂きました。

病院の庭の紅葉
 
筋ジストロフィ筋萎縮性側索硬化症パーキンソン病など難病と向き合っておられる患者さんたちですが パソコンを駆使したり、絵画を作成されたりと 今、できる事を大切にされています。展示されていた絵手紙は どれも力強く 活き活きとして そして明るく素敵でした。

最初、食堂でのコーラスは 車椅子、ストレッチャーで来て下さる患者さんに 聴いていただきました。星野富弘さんの詩『母の手』の歌、歌う前の詩の朗読で 患者さんが目を閉じて 一節一節 頷いておられるのをみて 患者さん達の心の声のように感じられました。

楽しいクリスマスメドレーにあわせて お部屋の飾り付けもメリークリスマス!そして病院の庭の艶やかな紅葉をみせてくれている 紅葉のうた。病棟を回って歌うと 車椅子でついてきて下さる患者さん達。
母が存命の頃、病床から CDは嫌、貴女が歌ってちょうだいと、肉声を好みましたが 今日も 喜んでいただけたようで 貴重な体験をさせていただきました。患者の皆様に 穏やかな時が続きますように。

高台にある病院、歌い終えて家路へ

箱根病院から 今日は、歩いて帰ろう!途中、雨にも遭いましたが 風祭から 箱根の山々、下を見れば川のせせらぎ、ここは人家もなく この光景が大好きです。大きな声で 秋の夕日に 照る山もみじ〜と 独唱会をしながら どんどこ歩きました。元気をもらったのは 私の方ですね。小一時間で帰宅。

アッシー君要請、待機してくていたマッスル君、歩いて帰ってきた意欲に感激、『毎日,行って!」はぁ〜!急に,へなへなぁ〜!疲れが出たよ。(笑)

こうして歩けること、自分の今できることの大切さを 教えていただいた時間でした。又、3月に病院にお伺いしますね。