こちらの演奏は夜8時から。一寸早めに到着すると 一部のVSOのメンバーが既に音あわせをしていました。日本に較べてチケットもずっとリーズナブルだと思います。
インターミッションでは 身動きできないほどの人人人。2部のランランの演奏から来る人もあり、さすが2009年のタイム誌が選出した最も影響力のある100人に選ばれたランラン、その人気のほどがうかがえます。その後、北京オリンピック開会式、日本で指揮者の佐渡裕氏との対談、そしてLang Lang International Music Foundationを設立し、若き音楽家達の支援活動をされていることを知り好感度の高いピアニストとして心に存在しています。
未だ26歳、どことなく愛嬌のある若者という印象です。余裕綽々、楽しげなスマイル。演奏し始めると,マッスルが『この人凄い!」と、感嘆!ソフトな出だし,情感がこもっていて 鳥肌が立つといっても過言ではありません。 もうこれ以上小さくできない 聞こえるか聞こえないようなピアニッシモも 波動が伝わってくる感じなのです。 会場、ピンが落ちても聞こえると言う静けさの表現が英語にはありますが まさに、魅了され 全てステージに吸収された感じでした。
余り派手なパーフォーマンスはありませんでしたが 時折後ろに転げ落ちないかと思うような 反っくり返りは相変わらず・・・このパーフォーマンスも見たいし、目を閉じて音に専念もしたいディレンマ!
この赤い花は 日本の共同募金のようなものでしょうか。 殆どの人が胸に帽子につけています。 ダークなコートに奥ゆかしく,温かい印象の飾り。 オーケストラのメンバーは全員黒の衣装でしたが 全員の胸にこの花が美しく映えていました。 指揮者にも、そしてランランの胸にも・・・!私達もドネーション《と言っても,500円以内が多い)をしたお印に頂いた花、之を着けると 仲間意識がしてくるから不思議です。
家紋《family crest)なども 矢張り同じものを身につけると 同胞意識が強化されるのだろうなと ふと感じました。