古代豆

 古代豆は ツタンカーメンのミイラ発掘の折 その衣服についていた一粒の種。何の種かと思いつつ栽培した人あり。この人勇気あるね。どんな植物かわからないのに・・・

4千年余り前の種子が 命を吹き返した豆の木。その末裔を食す我々。今や、世界中で栽培されているそうです。我が家のこの豆も いただいた時から毎年種を残しつつ楽しんでいます。
 


鞘は、きれいな赤紫。最初は、きれいな紫色の豆が包まれているのかと わくわくしてマッスルと鞘を開けてみて なぁ〜んだ普通の緑色っと 騙されたような気になった。 炊飯器に豆と昆布を入れて少々塩味、お酒を加え普通に炊飯。

炊き上がると、お赤飯のようにピンク色、時間の経過と共に だんだんその赤色が濃さを増してゆきます。その緑色の豆に赤色色素のDNAを内包しているのでしょう。 以前、志村ふくみさんの本を読んだ時に 染色用に枝をたきだすと 匂い立つようにその花の色合いが浮き立つとかかれていました。

その枝の中に、これから咲かんとする花の色を一杯に貯めて準備する息づく生命力。私達が食べ物にしろ、染色された衣類を纏うにしろ自然界の命をいただいているのだなとこんな時あらためて思いますね。 導管によって根も、幹も、茎も、葉っぱも、花も連動しているのだなと古代豆の時期になると思うのです。感謝していただきま〜す。