青い花

蓼科で買ってきたこの青い切花、元気がよくしばらく楽しめた。青い花を見ると、学生時代読んだヴァリス青い花が、ふと思い出された。どんな青い花だろう?と当時も思ったが ノヴァリスのイメージする花はヒヤシンスだったと知ったのはずっと後のこと。 儚くも30歳前にこの世を去ったノヴァリス 何十年も思い出さなかったのに、この花の儚い色合いに、心の引き出しから 呼び出されてしまった。

続けて明日更新します。妹の1000円西瓜コメントに びっくりして腰が抜けてしまい、続けられません(笑)家中で一番頭が良く、バリバリ現役活躍中の学者なのに、他が見えてないところがあるんです。ここが叉、妹の良さなのですが・・・本当に楽しいよ!

一夜明けて、叉素っ頓狂なJTM返信コメントが・・・。淑徳院釈麗光母も、きっとお墓でくすくす笑っていることでしょう。

さて、青い花の続きですが 苦難にあいながらも温故知新、古きに教えをえて人間的に成長していくドイツ小説らしく、詩人を目指す主人公ハインリヒが謙虚に学んで行く成長過程。 

もう昔の事で細かいことは覚えていませんが 言葉が奏でる歌、甘美な言葉、そして洞察力の深い哲学的な表現に心を動かされた小説というよりは 詩のようだった印象が残っています。