脳のお話

本日、パンを焼きながら たまっている読みかけの本を読む。 好きなBGMは透き通るような美声のナタリーデッセイ。 1Q84の合間に読んだ脳のお話、面白かったので骨子を覚書として書いておこう。 先日の復習で焼いたチョコレートチップ入りのパン、形が何となく 脳に似ているようで・・・(笑)

ナタリーデッセイ、コロラトゥーラ・ソプラノは 雨の間も縫うような超絶技巧の細かな装飾音符を 非常に高い音程ながらしっとりウエットにころがす。おなじみの魔笛も違って聴こえる。 読書をする時は 余り音量をあげないが 何となく弾みがつき読むテンポが落ち着く。

さて、脳のお話ですが 脳の覚醒下手術(意識がある状態での手術)で、「脳の法則性」が見えてくるようになったとのこと。 右脳に触れると患者さんは眠気を、左脳に触れると不機嫌に。つまり、右脳は逃避、左脳は攻撃につながると、脳覚醒下手術で日本の5指に入るといわれている篠原伸禎医師が述べられています。

更に、本来、我が国は自然にも恵まれ、共同体を形成し、右脳型の社会でした。 しかしながら、様々なストレスからその右脳型社会がだんだん左脳型社会に変容しつつある現況。 欧米社会は 合理的で競走も激しく左脳型。 私もアメリカで常に感じていましたが個の社会。勝敗もはっきりしているし、ヒーローという言葉が大好き社会。(鳥のさえずりを美しいと感じる民族か否か等の論議も ひと頃ありましたね)

右脳も左脳も其々の役割があると思いますが 矢張りそこはバランスの問題。 しかしながら、近頃はファジィなものより 黒白はっきりすることが求められる傾向にあり そこで処理できない諸々は蓄積され、やがて・・・。脳科学人間学の関係の対談でしたが 論語を読んだり、短歌を詠んだり、私から離れた視点での考察が右脳によいようです。

1Q84は 二人のストーリーが交互にでてきて 平行して語られる。 全く別人のような二人がどのように絡んで行くのか・・・細かい情景描写から 現実味もあるかと思えば その場面だけを切り取ったようなファンタジーもあり。 今後どのような展開になるのかな?