都会の中の静寂

心配した台風も熱低にと威力の角を引っ込め 2日は秋晴れの好天気。 時期をずらしてのお墓参りに小平まで。 小田原からは車で行くと結構遠い。  電車で遠足気分で行くのがベターだが それでも3時間半はかかる。 何しろ 小平霊園の入り口からでも お墓まで歩いて20分ほどかかる。  

平地なのと 緑に囲まれ美しく整備されているので歩きやすいのだが 花、バケツ、ほうき、ひしゃくなど手にしているので ちょっと大変。 しかし、公園のようで ベンチで本を読んでいる人、お散歩の人、ちらほらお墓参りの人達の姿が見えのどかである。  お年寄りのおじいさんが 花をいとおしそうに抱いて バケツや箒を提げて 一生懸命足元を気をつけながら歩いておられた。  奥様をなくされたのかなぁ〜っと ふと、心によぎった。

義母がおはぎが好きだったので 小平駅で買おうとしたのですが、お彼岸が過ぎていて売っていない。  それでもマッスル君、「和菓子を持ってきたから・・・」と、私が言っても おはぎをどうしてもお供えすると 踏み切りを渡り遠くまで買いに行ったのです。  母を思う息子の心ですね。でも、お供えの後、ぺろりと3つとも自分でいただいてしまいましたので 自分でも食べたかったのでしょう!  

義父の好みのとんかつに 炊き立ての新米、 早朝から意気込んだだけあって 帰りは 二人ともちょっと疲れ、テレンテレン歩きでした。

兄弟が多いと お彼岸はお花が重なるだろうと同じように考える人がいて、お墓には新しいお花が入っていました。   時期を少しずらしてくるのですね。  義父はそんな時のために しっかりと余分な花を生けられる工夫をしていました。

翌日は マッスル君も私も東京で用があるので ネットでホテルお徳情報をみつけ宿泊。 目黒駅近くのプリンセスガーデンは 道路に面しているとは言え ちょっと潜んで位置しているので静か。余分な装飾が無く清潔感があり タイミングがよければリーズナブル。  時間と二人の2日分の小田原からの交通費を考えれば 少しプラスアルファーでおさまる。  

ニューオオタニイン東京(大崎駅前)も時々使う。  ツインルームチャージで2人で10000万円の時もあり、たまぁ〜に アップグレードしてもらえて気分が良い。  双方とも 私が気に入っているのは 清潔で水周りがきれい、気楽。 ベッドが硬いので腰痛にならない。  ホテル近くに簡単に食事が出来る所がある。  そして何より交通のアクセスがよいこと。  

地方に住むと 都会の文化的な刺激を求めたくなるが 日々の暮らしは自然に囲まれているのが 我々の望むところなので 少々の不便さは仕方がない。