アメリカ大統領選


昨夜、アメリカ大統領選挙 民主党候補指名に関連するニュースで オバマ氏とクリントンさんの1対1の討論が報道されていました。  22日予備選挙が行われるペンシルバニア州フィラデルフィアにての討論会。  相変わらず 相手の非や失言を題材に 激しい口調で詰め寄る討論。(以後、敬称を略させていただきます)    


このペンシルバニア州は ヒラリーが圧倒的に優勢と伝えられてきましたが 調査によれば 5ポイント差まで オバマが追い上げているとのことです。  指名される必要票数は2025票。  現在の所、オバマ1644に対しヒラリー1498。  残る8つの州で全て60%でヒラリーが勝ったとしても厳しいという見通しのようなのです。


「労働者が高騰する石油や医療費などの生活苦から 銃や宗教に頼る傾向にある」とのオバマの失言を 真っ向から取り上げ非難したヒラリー。  ヒラリーも虚言で 信用をおとしているので 劣勢を覆すまでには至らなかったようです。


おまけに、レイヒー上院司法長官は 党内闘争はもう沢山。  ヒラリーには勝ち目がないので撤退してオバマの支援に移らないと 共和党のマッケイン漁夫の利を得ることになりかねないと 自らもオバマ支持を表明。  22日の結果で 圧勝しない限りヒラリーは 益々窮地にたたされ 党からの圧力も高まるでしょう。


偶然、塩野七生さんが 外国の教科書に書かれているリーダーの条件のことを話されている記事を読みました。  リーダーに相応しいのは 1・知力 2・説得力 3・肉体的耐久力 4・持続する意志 5・自己制御  (因みに、カエサル・シーザーはこの全てを兼ね備えていたそうです。)  


日本では決断力とか実行力とかを挙げますが それらは知力があれば当然持ち合わせているものですという点も 面白いと思います。  さてさて、アメリカ大統領選の民主党の指名はどちらに?  そしてもっと私達の生活に密接した所での 小田原市長選。  どちらも 上の5条件を兼ね備えたリーダーが選ばれますように。