其々の午後

某小さなレストランで食べたアスパラサラダ

マッスル・ハッスル・ひまわり・だんまり
マッスル君は、来年から始まるという裁判員制度の説明会に参加。  4時間に渡る裁判所の法廷を使っての擬似裁判で、参加者が裁判員という想定。 この制度は一般市民から選ばれた6名の裁判員が3人の本職裁判官と一緒になって、刑事裁判を行うというもの。  西洋とかアメリカでの裁判制度の折衷案として開始されることが法律で定められた。


社会への責任の一端を担うという意味で 良いことだと評価する人もあれば 「そんな事到底無理」と、言う人や、「嫌よ」と言う人もあり。


Guilty or Not Guiltyの判断は、証拠という事実だけをよりどころにしなければならないという原則がある。  しかし、マッスル君は声高に言う。 適正な判断を下す証拠が不十分な状況では、裁判員の個人的な常識や偏見(?)などに頼って 評決しなければならない状況が起こりやすいと。  推論による判断によって、重罪かそれとも罪が軽くなるのかを判断するのは 無理があるのでは・・・と。


裁判員は、当該ケースについては 誰にも口外することが出来ず、人に相談したり、意見を求めたりすることは論外である。  その評決によって、一人の人間の運命が狂ってしまうことが十分にあると考えられる。  敗者復活戦がしにくいと言われている日本の社会に於いて、一般人である私たちが 限られ情報だけを使って 人を正しく裁くことが出来るのだろうか?  


70歳以上の人は 対象から免除されるそうなので 来年古希を迎えるマッスル君も対象外だが 私には 可能性はある。  心の準備は 全く出来ていない。  アメリカでは 友人が陪審員になった体験を話していたことがあるが 確かアメリカの場合は全員一致(unanimous)だと記憶している。 日本では多数決。  


陪審員制度では 昔みた印象的な映画 Twelve Angry Menを思い出す。 11人が有罪と決めた中 一人の人が 根気よく問題点を見直しつつ論証し 11人を説得、殺人疑惑の少年の無罪を証明する映画で感動的だった。  3段論法で核心に触れていったり どんでんがえしがあったりで 今でも印象に残っている映画だ。


私は 楽友協会主催の演奏会を聴きに。  ハープ、フルート、ヴィオラ、チェロで 親しみのある選曲とアレンジ。  ハープアンサンブルは 余り聴いた事が無かったので楽しめた。    


其々の午後の過ごし方。  夕飯時には 互いに体験した事を話し合うので 2つの体験が出来たような 得した気分です。  本日は(も) マッスル君がハッスルして 殆ど一人でしゃべり続け ひまわりはだんまりでした。  お陰で本日のブログのネタ、いただきぃ〜!