昨日の日野原先生の講演会、 巧みな話術にユーモア、そしてパーフォーマンスを加えて 聴衆の心をぐっとつかみ そのままぐいぐいと、メッセージを私達の心に吹き込まれた先生の力強く温かいプレゼンテーション。 何と説得力があったことでしょう!
急速な勢いで進む日本の高齢化社会の現状。 2050年には30%以上が65歳以上、つまり3人に1人は65歳以上となると 道を歩いていても ぐるりと見回す周りの環境を想像するだけで 現在の様子とは全く異なる。 日本は少子化がこの傾向を加速度的に助長していて 先進国の中でも 最も急激な変化。
このような状況下、就業構造の大規模な変動はさけられない。 労働力の低下に連動して経済成長率の低下も当然懸念される。 インド、タイ、ベトナム、中国などの新興国が台頭してくる兆は 現在でも明らかで 日本の将来性が危ぶまれる。 社会保障負担の増大も顕著である
「自立とよき文化、生活習慣の継承」など行動目標を掲げて 元気で精神的に豊かな人生の午後を過ごせるよう お話の中あちこちに、具体的なアドバイス。 フィジカルなものとしては 一つあげれば呼吸法。 吐く息を限界まで吐くと 自ずと酸素が身体の深いところまで入ってくる、 吐く息が大切なんですよ。とのこと。
精神面では 生き甲斐を持つこと。 それは、連帯感、充実感、達成感、有用感、価値感であり 今日も生きている特権を与えられた感謝の気持ちになり 幸福感がわいてくるとのこと。 この辺は 頭ではわかっても まだまだ、そうありたいけど・・・でも・・・!
昨夜は サインをしていただいた本を読みましたが その中で先生が よど号ハイジャック事件の体験者であられたことを知りました。 その体験から無事生還されたときに「この許された第二の人生が多少なりとも自分以外の事に捧げられれば・・・」と記しておられる。 見事な実践を身でもって示しておられますね。 力強い握手を通してパワーをいただき 本日もひまわり元気ですよ。